「キッチンの食器洗い用せっけん」は、今もあれこれ試し中です。
現在の選び方や様子など、簡単にまとめてみました。
食器洗い用でも、掃除用でも、基本はナチュラル洗剤(純せっけん、重曹、クエン酸など)を使用しています。
ナチュラル洗剤は、一般的な洗剤類と異なり、作用が比較的おだやかではありますが、そこが魅力です。
(手荒れしにくくなったり、過度な香料に悩まされることもなくなりました)
食器洗いのメインは、ずっと「純せっけん」なのは変わりませんが、買い替えのたびにあれこれ違うものを試したりするのも、個人的な楽しみのひとつ。
(各メーカーの固形せっけん、液体せっけん)
どの商品もそれなりに使いやすく、「もうこれ一択で」というのはなかなか決まらずです。
(いつも自分へのおすすめを開拓するような気分で、試しています)
今回は、自分なりの「食器洗いせっけん」の選び方や、この数ヵ月を振り返って使ってきたものをまとめてみます。
食器洗いも、基本は「純せっけん」でOK。
台所・食器用に限らず。「純せっけん」は、余計な成分がないところと、人にも環境にも負荷が少ないところが魅力です。
(「無添加せっけん」と記載されているものも多い)
■純せっけん
(成分: 石けん素地、カリ石けん素地、純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム))、といった表記が基本。
【参考】 「石けん」と「合成洗剤」のちがい | シャボン玉石けん(一般的な合成洗剤は、油切れや泡切れもよく、確かに便利。
ただ、手の脂分を持っていかれて、手全体がカサカサになったり、指先や爪まわりが荒れたりで、個人的にはけっこう大変でした。
純せっけんを使うようになってからは、トラブルも減少。長時間使った場合でも、あとからワセリンをちょっと塗ってケアしておけば、わりと問題なしです)
「食器洗い用せっけん」の選び方。
今後また変化するかもしれませんが、現時点での選ぶ基準はこんなかんじです。
□ 基本は、ごくシンプルな純せっけん(無添加せっけん)。
(合成界面活性剤、合成香料、着色料、保存料など無添加)
□ 固形でも液体でも、特に決まりはなく、どちらもそれぞれによい。
(今のところは、買うときの気分で選ぶかんじ。白くてつるんとした固形せっけんの見た目もかわいいし、詰め替え作業以外は、液体の使い勝手も好き)
□ 無香料が基本。
(無臭といっても、石けん特有の香りはあるが、それほど気にならない)
□ でも、たまにちょっと香りのあるものを使いたくなる。
(精油など天然エキス配合のものなら、ときどき試す)
・・・
(余談: 純せっけんを試し始めたばかりの当時。
基本成分は「石けん素地/カリ石けん素地」なので、どれを使っても大丈夫そうと思っていました。
けれど、なかには、石油系のような匂いが強いものもあり、使いづらさを感じたことも。
なので、「純せっけん」を初めて使う場合は、ひとつの商品だけでジャッジするのではなく。いくつか違うメーカーの純せっけんを試してみると、自分に合ったものも見つかりやすくなるかなと思います。
特に固形の純せっけんはコスパもよいので。わりといろいろ試しやすい◎)
最近の食器洗い用せっけんは、こんなかんじ。
今年に入ってから使ったのは、こちらの3つ。(いずれの製品も詰替用あり)
無添加せっけん全般で知られるメーカー「ミヨシ石鹸」の、食器用せっけん。
この何年かでは一番よく使っているかも。
手荒れ・手湿疹などが気になると、やはり純せっけん(無添加)に行き着く人は多いですよね。
ひとつめと同じメーカーで、使い心地も似たかんじ。なたね油が主原料。
こちらもときどき使っています。
(追記: 過去に、詰め替え用も何度か購入しています。ただその後、また買おうとしたら、よく利用するネット通販サイトで見かけなくなり。
一時的なのか、もしかしたらリニューアルとか、商品ラインナップが変わるのかも? しれませんね)
現在使っているのがこちら↑。初めて試しています。
ちょっと香るものが使ってみたくなったので、試し中。(天然ハーブのラベンダー、スペアミントなど配合)
↑同シリーズの洗濯せっけんが気に入ったので、食器用も使ってみることに。
先の二つより、油切れがよいかんじで洗いやすいです。香りも個人的には好きですが、キッチン用にはやや強いかも?
(あとからふと思ったのは、洗濯用と食器用が同じ香りだとメリハリがなくなる気もするので、次に試すなら違う香りがよさそう)
食器洗い用のせっけん・洗剤。自分の使いやすさを知って選ぶ。
合成の食器洗剤にも純せっけん(無添加せっけん)にも、それぞれにメリット・デメリットはあります。
(ちなみに今年になって、なんだかふと一般的な食器洗剤を使ってみたくなり。久々に試してみて、純せっけんとは違う便利さも、あらためて感じました)
メーカーや製品ごとに違いもあり一概にはいえないので、ざっくりとした括りでの個人的な感想ですが、思うのはこんなことです。
【一般的な食器用洗剤】メリット・デメリット
・環境や人に、それなりに負荷がある。
・手荒れしやすくなる。
・香料が強め。
・とにかく油切れがよく、洗浄力が強い。
・泡立ちがよく、泡切れも早い。
・液体の注ぎ口が固まらない。
・少量の液体でたくさん洗える。(コスパがよい)
【食器用の純せっけん】メリット・デメリット
・環境や人に負担が少なく、安心感もある。
・手荒れしにくい。
・基本は無香料で使いやすい。
・油切れ、洗浄力は弱め。
(油のついた食器、フライパンなどは一度キッチンペーパーなどで拭かないと、べたつきが残りやすい。それ以外はきちんと洗える)
・泡立ちはゆるめ。
・季節を問わず、液体の注ぎ口が固まりやすい。
(ただ、詰まったときも楊枝などで軽く刺せば、すぐ解消する)
・油残りを感じると、つい液体を多く使ってしまう。
・せっけんの特性上、ヌルヌル感はあり、手がすべりやすくなるので、注意が必要。
・・・
こうしてみると、合成洗剤と純せっけんの「よい面、そうでない面」「便利、不便」も一長一短だったりするのかも。
(両方のいいとこ取りをした製品が最強とは思いますが、現実的ではないですね)
何を優先させたいかは人それぞれなので。自分でもあらためて色々と気づくよい機会になりました。
(忘れかけていた一般洗剤の油切れのよさを思い出し、すごいなと感じました。それでも基本は、これまで通り純せっけんを使っていきます)

**
というわけで。今回は、最近使っている、食器洗い用の「せっけん」についてでした。
(あと、おまけ的に、久々に使った一般の食器洗剤との比較)
これまでにも、環境に配慮した海外のエコ洗剤もいくつか試したりしましたが、個人的には、思いのほか香りが強く感じることが多かったです。
多少の不便はありつつも、やはり、ごくシンプルな純せっけんは、安心して使えますね。
いろいろ試すのは好きだし楽しい一方で、最終的には「やっぱりこれ」というものに落ち着きたいところも。
食器洗い用は、液体せっけん、固形せっけんを併用しつつ、自分なりの定番が決まればいいなと思います。