生活用品・エコ

【カビ取り・カビ対策に】初めて酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使ってみた感想。

初めて、「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」を使って掃除をしてみました。

今回の目的は、カビ取り・カビ対策。

その様子や感想をまとめてみます。


先日、重曹やクエン酸掃除についての本を読み、こうしたナチュラル洗剤での掃除を長く続けるコツなどについて書きました。

洗剤を減らす。重曹・クエン酸での掃除を長続きさせるコツ。


今回はその続きで、初めて試した【酸素系漂白剤】についてです。

結論から先にお伝えすると。

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)は、安全に使いやすく、個人的には今後も活用していきたいと思っています。


酸素系漂白剤/過炭酸ナトリウムも掃除に使いやすい。(塩素系とは別物)


初めて使ってみた「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」ですが、 重曹やクエン酸などと同様に、 扱いやすく、安心して使えるかんじです。

今回は主に、カビ取り・カビ対策のために購入しましたが、他にも様々な使い方があるようです。

なので、今後も色々と試しつつ、掃除、洗濯など使える幅を増やしていく予定。


酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使ってみようと思った理由。


今回、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を試してみようと思った理由は、カビ取り掃除に端を発しています。

具体的には、こんなことがあったからです。


・バスルーム(洗面所、浴室、風呂場など)は、掃除していても、季節に左右されることもあり。湿気の多い時期は特に、カビや汚れが気になる。

・ふだん使っている重曹やクエン酸では、思うように汚れが取れない場合もあり。どうしても困ったときは、市販のカビ取り剤(塩素系漂白剤)のお世話になることもある。

(ただ、できれば塩素系はあまり使いたくないので、緊急時用としてひっそりと収納されている。出番は極少)

・先日、うまく取れない浴室のカビ汚れにちょっとだけ使おうと、久々にカビ取り剤を取り出し使ってみる。

・ちょっとだけのつもりが、思わず掃除熱が入ってしまい全力掃除に切り替わる中、突如ひどい吐き気めまいに襲われ、慌てて浴室から脱出。

・ナチュラル洗剤での掃除に慣れすぎていて。強力な塩素系洗剤を使っているにもかかわらず、マスクもせず換気も怠ったことが原因

・正しい使い方をしなかった自分を反省しつつ。塩素系、カビ取り剤というのは、やはり強烈な威力があることをしみじみ感じることに。

・そんなことがあり。やはり、できればナチュラル洗剤(重曹、クエン酸)のように、比較的、人にも環境にも穏やかな成分のもので、カビや汚れにうまく対処したいと思い。

・あらためて重曹掃除などの本に、解決のヒントを探し。カビ対策にも有効とされる、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を試してみることに。


(↓ ナチュラル洗剤での場所別掃除方法も、簡潔にまとめられていて便利)


酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を、初めて使ってみた感想。


本の中で、黒カビなどの対策に粉末の「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」が紹介されていて。これでカビに対抗できるかもしれないと期待し、早速ネットで購入してみました。


(業務用のお得なサイズもありますが、初めてなので、まずは少量で試してみることに。今回買ったのはこちら↓)


「まぜるな危険 塩素系」という表示は、市販のカビ取り剤に書かれているので、塩素系洗剤の取り扱いには注意が必要だという認識はありました。

(酸性タイプの製品と一緒に使用すると、有害な塩素ガスが出る)

一方で、酸素系というものについてはよく知りませんでした。


◆酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)とは。


混同しそうですが、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤は、別物。

【酸素系漂白剤】について、その特徴や使い方を簡単にまとめてみます。


◆特徴

マイルドな漂白剤(比較的扱いやすい)。

・重曹、クエン酸、石けんなどで落としきれなかった汚れに使用する。

・成分表示に「(100%) 過炭酸ナトリウム」と書かれたものを使う。

漂白について。衣類の汚れ(シミ、黄ばみ、くすみ)などに効果が高い。色柄物にも使用できる。茶渋も落とせる。

殺菌について。細菌やカビを死滅させる。(バスルームのカビ対策、キッチンの布巾、まな板などの殺菌にも)


◆使い方

■溶いて使う= 基本は「酸素系漂白剤大さじ1 + 40度前後のぬるま湯2リットル」

そのぬるま湯に、漂白したいものを漬け込んで使う。濃度は、汚れ具合を見て調節。

■粉のまま使う= 洗濯機の洗濯槽掃除にも使える。

酸素系漂白剤500gを洗濯槽に入れる→ 洗濯コースで5分ほど回す→ そのまま一晩置く→ 再度洗濯コースで5分ほど回し、すすぎ洗いをする。(汚れが浮いてきた場合は、すくって取り除く) ドラム式洗濯機なら、洗濯槽を洗うコースを選ぶ。


◆注意点

塩素系漂白剤と混同しないこと。

・金属、ウール、シルクなどの素材には適さない。


酸素系漂白剤で、実際行ったカビ取り作業。


酸素系漂白剤を使って、実際に試した浴室のカビ取り作業の様子と感想は、下記のとおり。(本を参考にしつつ、自分なりにアレンジ)

今回は、初めて試すということもあり。2回(2日間)に分け、パターンを変えて掃除してみました。


【1回目】酸素系漂白剤のみ使用。(掃除時間約10分)

【2回目】重曹・クエン酸・酸素系漂白剤を使用。(掃除時間約15分)


◆【1回目】酸素系漂白剤のみ使用。(掃除時間約10分)

・浴室全体掃除だと時間がかかりすぎるので、今回は黒カビや汚れの気になる各箇所(主に壁・床)に絞って掃除。

・先に気になるところに40度くらいのをシャワーでかけて湿らせる

→ 洗面器に湯を取り分けておき、そこに適宜スポンジや歯ブラシをつける

→ そのスポンジや歯ブラシに、プラスチック容器に取り分けた酸素系漂白剤(粉末)をつける

→ カビや汚れのある部分をこすり磨きする

→ 最後に水シャワーで洗い流す。

・この手順を繰り返して掃除。


◆ 結果としては、3つに分かれた。

①ひどい見た目のわりに、予想外にすんなりと汚れが落ちたところ。

②数回試して、汚れがかなり薄くなったところ。

③汚れが取れず、見た目にもあまり変化が感じられなかったところ。


(これは、カビ・汚れの経過日数の違いによるのかも。参考にした本にも書かれていたが、やはり発生してすぐのカビ汚れ簡単に落ちやすく、日が経った汚れは強固になりやすい、ということなのだと思う)


◆【2回目】重曹・クエン酸・酸素系漂白剤を使用。(掃除時間約15分)

・違いを見るため、1回目とは別の箇所のカビ・汚れを掃除。

・掃除に使用した順番としては、「重曹→ クエン酸→ 酸素系漂白剤」。各粉末を使い、これを下記の手順で行った。

・先に気になるところに40度くらいの湯をシャワーでかけて湿らせる

→ 洗面器に湯を取り分けておき、そこに適宜スポンジや歯ブラシをつける

→ そのスポンジや歯ブラシに、プラスチック容器に取り分けた各粉末をつける

→ カビや汚れのある部分をこすり磨きする

→ 最後に水シャワーで洗い流す。

・この手順を繰り返して掃除。


(例えば。5箇所の汚れがあったら、ひとつづつ処理するのではなく、すべて同時に進めた。1番目に重曹を使う→ 2番目にその上からクエン酸を使う→ 3番目にさらにその上から酸素系漂白剤を使う)

・途中で洗い流さず、1番~3番を連続して行ってから、水シャワーで流した。


◆ 結果としての印象は、この2つ。

①重曹→クエン酸までの段階で、ある程度汚れが取れたところは、そのあと酸素系漂白剤を使うことで、ほぼきれいになった。

②重曹→クエン酸の過程で、あまり汚れが取れなかったところは、そのあとの酸素系漂白剤を使っても、少し汚れが薄くなるか、あまり変わらないかんじだった。


◆酸素系漂白剤を2回試してみた感想。

・酸素系漂白剤のみであっさりとカビ・汚れが落ちたときは、ちょっとテンションが上がった。

・とはいえ、ナチュラル洗剤とも呼ばれるマイルドな漂白剤なので、すでに頑固になってしまったカビ汚れには、もう少し根気よく取り組む必要がありそう。

(例えば、重曹やクエン酸水を使い、上からラップして数時間置き、その後さらに酸素系漂白剤を使ってみるといった工程。あとは湯の温度の工夫など)

・酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)の手触りは、さらさらしていながらわりと粒がしっかりしている印象。

歯ブラシに直接粉を付けて壁床の汚れをこすったときは、溶けすぎず粒感も少し残り研磨剤みたいだった。

匂いに関しては、重曹やクエン酸と同様、特別な匂いは感じなかった。

・40度くらいの湯で溶くのが効果が高いようなので、あらかじめ洗面器や小さな容器に、酸素系漂白剤を適量溶かして、そこにスポンジや歯ブラシを時々つけながら掃除した方が効率がよかったかも。次回試してみる。

・試しに、閉め切った状態で掃除してみたが、カビ取り剤(塩素系)を使った時のように気分が悪くなることはなかった

(とはいえ、浴室は湿気が多く、他の場所より簡単にカビが出やすいので、日常的にも掃除中も換気は大事

・今回は試しに2回とも素手で掃除してみたが、特に手がひりひりしたり荒れたりすることもなかった。

ただ、連日長時間掃除になったりすれば、手の脂分を取られたり、何かしら手荒れの原因になりそうなので。ゴム手袋など使った方がよりよいかも。

・本とあわせて、商品パッケージの裏面に書かれた使い方なども参考にしながら、色々試し、自分なりに掃除しやすい方法を見つけていければと思う。

ナチュラル洗剤での掃除は、やはり一度に全部の汚れを落とそうとしないことが大事だと再認識。

日々ちょっとずつきれいにすることを心がけ、気になる汚れも徐々に薄くなっていけばOKというスタンスで続けていきたい。

・今後、浴室以外の場所の掃除や洗濯などにも、いろいろ試してみたい。




今回は、初めて「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」を使って、カビ取り(カビ対策)を試してみた様子と感想でした。

ひとまず、安全に使えることがわかってよかったです。


漂白や殺菌作用もあり、汚れの度合いによってはより高い効果も期待できそう。

今後も、「重曹、クエン酸、純石けん」を掃除の基本にしつつ。酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)という、困ったときの心強い味方もできました。



関連


「過炭酸ナトリウム」を使った、洗濯槽の掃除が紹介されています。

(*参考:カズチャンネル)

汚れ具合のすごさに衝撃を受けつつ、やはり湯の温度はポイントだなと実感。

(*過酸化ナトリウムと話されていますが、使われているのは「過炭酸ナトリウム」)


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