「家事がつらい、やりたくない・・。」 そんな気分のときこそ、ムリをしない、ラクする方法を見つけるチャンスかも。
とにかく家事が大好きという場合以外は、多くの人が家事のしんどさや疲れを感じたりすると思います。
毎日の家事に、イライラもやもやするのはつらいもの。
けれどそれは、「無理はしない」「ラクしたい」という気持ちに素直になって、もう一度、自分に合った【家事スタイル】を考えてみるよい機会にもなると感じています。
「私の家事、本当にこれでいいのかな?」といつもモヤモヤしているあなたに。
こんな言葉に惹かれつつ、下記の本を読んでみました。
【家事がつらい】ときこそ、無理しない自分に合ったスタイルを見つける機会に。
■ 家事に正解はない。自分や家族が、ほどよく快適に過ごせればOK。
個人的に思う結論としては、上記に尽きるかなと思います。
万人に適した家事というものはなく、誰かのやり方を必ず真似しなくてはいけないわけでもなく。
それぞれに合った家事習慣を見つけることが大事です。
家事は、それぞれの生活に最適化する工夫を続けること。
各自に合ったほどよい家事(ムリしない、ラクにできる)がベターだと思う理由は。
・家事は、基本的に一生続くものなので、できるだけストレスがないほうがよいから。
・家事は人生を心地よく過ごすためのものであり、「完璧な家事」というものに振り回されるのも本末転倒だから。
・家族や生活環境の変化、世の中の流れによって、必要な家事も変わっていくので、その時々の暮らしに最適化していくほうが、ずっと大事だから。
(一生、同じ家事スタイルにこだわらなくてもよい)
疲れない家事を考えてみる。
すでに実行できている家事も、あらためて気づいたことも含めて、自分なりのチェックができるのがこの本の便利なところです。
「2章:家事を習慣化する」で、それぞれ気になる家事の項目が、かわいらしいイラストとともに簡潔にまとめられています。
(全部を読み通さなくても、まずは気になる箇所だけチェックしてみるのもおすすめ)
・掃除= 24項目
・片づけ= 23項目
・洗濯= 25項目
・料理= 26項目
こんなかんじで見直したい内容もわりと細かく書かれています。(巻末にある索引も便利)
じっくり取り組もうとするとそれなりに時間も必要なので、まずは気になる項目を中心に試してみることから。
・省いたり減らしたりしても、結果がたいして変わらない家事を洗い出す。
・思い切って無くしたり、簡略化してみる。
といったことも、ポイントとなりそうです。
気になった家事項目から取り入れてみる。
私の場合を例にすると、本を参考にしつつ、まずはこのあたりから見直しています。
【使い捨て掃除シートを、万能ぞうきんとして活用】
掃除用ぞうきんには、主に古くなったタオル類やキッチンのフキンを再利用することが多かった。
ただ、衛生面や使い勝手などを優先すると、確かに使い捨てタイプの掃除シートは便利なので、もっとシートを活用してみる(消耗品はちょっと増えるけれど)。今は併用しつつ、それぞれの使いやすさ・用途を再確認中。
【洗濯物を干すときにハンカチの干し方を変えたり、手アイロンを意識】
学生のころ友人に教わった、ハンカチは長方形にたたんで干す、というのは今でも行ったりしている。
本で紹介されていた、ぴちっと正方形に折りたたんで干す(つまり、そのまま引き出しやバッグに収納できる形状)というのは試したことがなかったので、実践中。
(今は冬なので、乾き具合があと一歩というときもあるが、ちょっとアイロンでおさえれば解消できる。夏場なら、すぐにパリッと乾いてアイロン不要かと)
【キッチンばさみ、トング、ミニマドラーの活用】
上記3点が三種の神器として紹介されていた。個人的にはわりと限定的な使い方だったので、もっとこれらを活用することで、どれくいらい料理が楽になるか試し中。
【電子レンジのフル活用】
食や健康の試行錯誤も含め、一時期できるだけ加工食品や電子レンジを使わないということもしていた。
けれど、生活の変化に合わせてレンジも柔軟に活用し、効率的な家事を考えていこうと思う。
、、等々。
これらの他にも、そのつど気になった項目を実践してみようと思っているので、時間効率はもちろん気持ちの面についても、今後の変化が楽しみです。
一度に変えようとせず、少しずつ試しながら取り入れていくことが大事かも。

**
というわけで。「家事がつらい」と感じたときこそ、無理をしない、ラクになれる、疲れにくい、自分に合った家事スタイルを見つける好機になるのでは、という内容でした。
模範的な家事も素敵だけれど。現実的には、ストレスなく継続できるスタイルを探っていくほうが、得策です。
家事の正解は自分で決める、それも流動的でOK。そんな気楽さも大切かもしれませんね。
人の気持ちには波があり、家事を楽しく感じるときも、しんどく感じるときもあります。なので、自分を責めたりせずに。
自身や家族にとって、なんとなく心地がよい家事スタイルになっていけば、それで充分だと思います。