夏は、虫除けや虫刺されの困りごとが増える季節。
「重曹、ハッカ油、ワセリン」などのシンプルな材料を使い。
今年は、こんなかんじで対策しています。
毎年のことながら、虫除け、虫刺されへの対処は悩みも多く、あれこれ試しています。
気をつけているポイントは、下記の2点。
■ できるだけケミカルなものの使用を減らす。
(市販の殺虫剤、虫除けスプレー、かゆみ止めの薬などは控えめに)
■ 日常的に使うもので、うまく対処する。
(家にあるもの、比較的安全で作用も穏やかなものを活用)
虫除け・虫刺され対策も、身近な材料(重曹・ハッカ油・ワセリンなど)で対応してみる。
この夏、虫除け・虫刺されの対策に使用しているものは、こちらです。
□ 重曹
□ ハッカ油(アロマオイル、精油)
□ エタノール(無水エタノール、消毒用エタノール)
□ ワセリン
(グリセリン、精製水などもあると便利。なくても大丈夫)
基本は、「重曹、ハッカ油、エタノール、ワセリン」のみです。
今のところ市販の薬(殺虫剤、虫除けスプレー、かゆみ止めなど)を使わずに過ごせています。
(ただし、状況がひどく改善が見込めない場合は、ムリせず市販の薬に頼ることも必要)
【虫除け、虫刺され対策】日常的に使うものと兼用できる。
先にあげた各材料は、虫の対策以外にも、掃除やルームスプレーなど他の用途と兼用できるのもメリットです。
日常的に使い慣れたもの、作用がおだやかで比較的安全なもの、これらをうまく活用しながら、虫除け・虫刺され対策も可能に。
【作り方・使い方】虫除け・虫刺され対策。
それぞれの分量は、この夏の平均的なものです。
(ハッカ油濃度を高めにしたり量を多めに作ったりなど、気分や必要に応じて適宜変えているので、参考程度にご覧いただければと)
いずれもとても簡単に作れるので、何かと便利です。
●虫除けスプレー
●「エタノール + ハッカ油」
=(消毒用エタノール30ml、ハッカ油3~6滴。これをスプレー容器に入れよく振って混ぜる)
基本は、エタノール10mlに対し、ハッカ油(その他精油/エッセンシャルオイルの場合も)1~2滴で作っています。
(*昔買ったアロマテラピーテキストに書かれていた、比較的安全基準の濃度(1%程度)を目安にしていますが、濃度は個々の好みや肌に合わせて調整)
以前は無水エタノールと精製水を混ぜて使用していましたが、最近は使用量も増えてきたことや作るのもより手軽なので、消毒用エタノールをよく使います。コスパもよいかも。
◆兼用できる用途としては、
・ 虫除け= (手足や体など気になる箇所にスプレー)
・ 虫刺されケア= (虫除けにも有効、プラス、虫に刺されたあとにも使える。ハッカ油のメントール成分には、冷感、鎮痛、消炎などの作用も)
・ ルームスプレー、消臭= (各種ニオイの消臭、汗によるニオイの緩和、リフレッシュ、リラックスにも)
・ 掃除、衛生用= (除菌に。ティッシュに吹き付けて、PC・スマホ、机、ドアノブなどを簡単に掃除したり。外出先などでも活躍)
●虫刺されケア(重曹クリーム)
●「重曹 + グリセリン + ハッカ油」
=(重曹小さじ1、グリセリン小さじ1/2~1、ハッカ油1滴。これを密閉容器に入れ混ぜ合わせる)
基本は上記を目安にしていますが、今年は「重曹+ワセリン+水」で試してみました。
(以前はよく使っていたグリセリンや植物オイルも、肌断食を試すようになってからワセリンに切り替えたことが理由です)
・宇津木式スキンケア(肌断食)。知らなかった、勘違いしていた皮膚のこと。うまく混ぜないとワセリンがダマになりますが、何度か試すと調整具合のコツもつかめるように。
(先に重曹とワセリンをよくなじませ、そのあと水を少し足して混ぜるかんじで、肌に塗りやすい硬さに。一度にたくさん作らず、重曹1~2g程度の少量で試してみるのがおすすめ)
重曹を使うと、かゆみが治まりやすいと個人的には感じますが、乾いてくると白浮きして粉っぽくなってくるのが難点です。
(自宅ではよいけれど、職場や長時間の外出ではやや不都合かも。気にならなければ問題なし)
(昨年試した様子はこちら ↓)
・虫刺されに重曹が効くらしいので試してみた。●虫刺されケア(ワセリンクリーム)
●「ワセリン + ハッカ油」
=(ワセリン5~10g、ハッカ油1~2滴。これを密閉容器に入れ混ぜ合わせる)
重曹クリームのように白浮きしないので、外出時などはこちらが便利かもしれません。
◆兼用できる用途としては、
・虫刺されあとのケアに
・肌荒れや乾燥した皮膚のケアに(小さな切り傷ならこれで対応することも)
・鼻水、鼻づまりなどのケアに(鼻の下に少量塗る)
以前、鼻をかみすぎて鼻の下がヒリヒリと痛くなったときに、思いつきで試してみたのが「ワセリン+ハッカ油」です。
これで皮膚を保護し、辛かった鼻水や鼻詰まりも緩和され、かなり助かりました。
基本はワセリンなので肌ケア全般に使えて、そこにハッカ油をプラスしているので、様々な効果も期待できます。(防虫、消臭、除菌、リフレッシュなど)
簡単なのになかなかの万能ぶりで、本当に便利。
・ワセリンとハッカ油で、肌荒れケアと気分転換も。【使用した材料】虫除け・虫刺されケア。
重曹は肌につけるので、掃除用ではなく食用グレードのものを使用します。
ハッカ油も食品添加物(飲み物の香りづけなど)としても使える、下記のものをよく使用しています。
こんな人に向いているかも。(身近な材料での虫除け・虫刺され対策)
・皮膚・肌のトラブルが多い。(すぐにかぶれたり、頻繁に炎症を起こしやすい)
・ステロイド(諸々の塗り薬)などから脱却したい、試行錯誤の途中。
・ケミカルな要素はできるだけ控えて、虫除け・虫刺されなどにも身近な材料で対策したい。(薬の使用を減らしたい)
・手近な材料で色々なことに兼用できるとうれしい。(専用グッズなど物を増やさず、管理も楽にしたい)
、、等々。
かゆみが強くて困ったときに試したこと。
昨年初めて試した、虫刺されケア用の重曹クリームがかなり気に入って、今年も使っています。
ですが、昨年とは異なり、今年は、たまにかゆみがなかなか治まらないことが何度かありました。
薬はできれば使いたくなかったので、思いつきで下記のことを試してみたところ。意外となんとかなりました。(実験を兼ねつつ自己流で試した内容)
1.虫刺されの患部に、重曹クリームをつけて10回くらい軽く回すようになでてから、水で洗い流す。(かゆみの具合を見ながら、これを3回ほど繰り返す)
2.「エタノール + ハッカ油」のスプレーを患部に吹き付ける。
3.「ワセリン + ハッカ油」クリームを患部に塗る。
これでほぼかゆみが治まりました。あとは、ワセリンクリームを風呂上がりや日中などに数日間塗り直し、時間とともに腫れが引いて自然に治るのを待つだけです。
面倒な場合は、2.のスプレーを飛ばして、3.のワセリンクリームだけ塗っておいてもよいかも。
(スプレーは手軽で便利ですが、揮発性のものなので。ワセリンの方が長時間患部に作用してくれそう)
気を付けたいのは、1.の重曹クリームで患部をなでるときに、かゆみのせいでつい力が入って強くやりすぎてしまうこと。
爪を立てて掻くよりはましですが、やはりあとからヒリヒリ痛くなったり、治る過程でかさぶたになったりするので、ここは要注意です。(体験済み)

ということで。実践してみた手軽な「虫除け対策、虫刺されケア」についてでした。
自力でのケアが難しいときは、無理せず、市販薬や病院のお世話になるとしても。
日常的には、身近な材料で対処できると、安心感にもつながりますね。
「重曹、ハッカ油、エタノール、ワセリン」があれば、掃除、消臭、虫除け・虫刺され、肌荒れケアなど、さまざまな用途に兼用できるのは、とても便利。
原始的な知恵は、思った以上に気持ちの自由度も高めてくれそうです。