頭の中の片づけで、よりよい未来を選ぶ。

もし最初に、物の片づけからではなく、「頭の中の片づけから始める」、というアプローチをとっていたら。その後の物の片づけや途中経過はどんなだったのか。そして、今感じたり考えていることとも、また違った視点を持っていたのだろうか。

ふとそんなことをことを思い、読んでみたのがこちらの本です。

『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』

 

タイトルだけ見ると「人生を思い通りに操る・・」なんて書かれていてちょっとこわそうですが、電子書籍のサンプル(試し読み)で目次や一部内容を見たら、とても興味をひかれたので購入してみることに。

 

物の捨て方・減らし方に関する方法やコツも、もちろん色々書かれていて参考になります。個人的には、頭の中の片づけや心理的なことについてより関心があったので、新しい何かや気づけることがあればと思ったことが、読んでみたくなった大きな理由です。

よりよい未来を選べるようにするための片づけ。

(引用:)

本書は、部屋がきれいになることをゴールにした本ではありません。片づけることによって、人生を最大化し、幸福を手に入れるための本です。

 

この一文に集約されているように、片づけとは、それぞれが望む幸せを手にするための通過点なのだと。

そして、その片づけ過程で培われる「意思決定力」がとても重要で、人生のあらゆる場面で自身を助け支えてくれる力になるのだと、改めて思います。

まずは頭の中の片づけから始めてみる、という方法もある。

片づけ方は人それぞれなので、どんなルートを辿ったとしても、最終的に個々が望む状態(部屋も心の中も)になれば、それでよいと思います。

 

もしも、物の片づけからスタートしたけれど、なんだかうまくいかないという場合は。一旦そこから離れ、「頭の中の片づけ」から始めてみる、という方法をとってみるのもよいかもしれません。

(抜粋:)

長期的視点が持てる「頭の中の片づけ」

・生き方と未来を選ぶのが片づけなのですから、判断をするときには長期的視点が欠かせません。

・つまり、散らかった部屋を見渡して、いきなり自分にとって必要なモノを見極めようとしても無駄なのです。

そこで、片づけの第1ステップとして、頭の中を片づけることからはじめてみましょう。片づけは、手を動かす作業からはじめるのではなく、「自分はどんな人生を送りたいのか」 ~(中略)~ を思考することからはじめなくてはいけないのです。

・・・・・

未来がはっきり見えてくる! 思考の3つのツール

・ツール①「理想の一日」を考える

・ツール②「何をしているときが一番楽しいか」を考えてみる

・ツール③「アラーム」で1時間ごとに一日の行動と思考を記録する

 

その他ポイントとして。「頭の中の片づけ」をするときは、落ち着いて考えるために、(今の散らかった部屋ではなく)どこかきれいに片づいた場所(公園、カフェ、図書館など)に出かけ、余計なモノがない場所で行うのがよいそう。

また、思考のツールから自分に合うものを選んでも、同時に行ってみてもよいそうです。ポイントは、具体的に楽しく考えること。

きちんと自分に向き合うことで、本当にやりたいことや必要なものが見えてきたり、今まで思いもしなかった何かに気づく、ということなのかもしれません。

 

すぐに目の前の物を減らすことも片づけだけれど。こんなふうに気持ちを落ち着けて、長期的視点に立ってみるというのは、一度だけでなく、定期的に行ってみるのもよいなと思いました。

片づけの途中で起こる心理状況を知っておく。

自身の片づけを思い返してみても、最初は物減らしに必死で、その過程でどういう心理状態になるのか、まったくわかっていませんでした。

・選択回避の法則
・損失回避の法則
・保有効果
・現状維持の法則

このような言葉は、片づけの中盤~終盤頃にテレビや本で知ったように記憶しています。(心理学や経済学などでも使われる言葉のようです)

 

多くの人が片づけの途中で通る道(物が捨てられない、判断ができなくなる心理状態)だとあらかじめわかっていれば、もう少し受け止め方や対処の仕方もあったと思いますが。片づけ作業を開始してから初めて体験する感情ばかりだったので、むやみに落ち込んだり辛かったような。

(すべての人ではなくても)多くの人が陥りやすい状況を、選択肢を絞り込む(3択)ことによって、よりよい決断に導くことやその必要性なども解説されていています。

 

これから片づけに取り組もうと考えている人にとっては、心理面のサポート解説にもなると思うので、とても有効なのでは。

 

・・・

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本の中で、なかなか真似できそうにないこともあるけれど、自分がまだ気づけていなかった視点もたくさんあり、少しずつ取り入れていきたいと思います。

今後どんな思考の変化が起こるのかも、なんだかとても楽しみに。

***

片づけと言えば、物の片づけから手を付ける人が大半だと思います。私も同様に、最初は様々な片づけ本を参考にしながら、とにかく目の前の不要な物を捨てる作業をし、減らすことを考え続けました。

捨てる・減らす面白さが、あるとき疲労や苦痛に移行した時期に、初めて自身の心の中や頭の中の混乱ぶりに気づき。片づけは物だけではなく、こうした内面の片づけというものも同時に必要なのだと、ようやく自覚するようになったのはだいぶ後のことでした。

 

すでに大がかりな片づけは一応終えて、今はリバウンドしないよう日々を保つための片づけや整理で、日常を過ごせています。

なので、まだ物があふれていた片づけ初期の頃に戻って、この本のように、「まずは頭の中の片づけから」という順序を辿ることはもうできないので、一から試せないのはちょっと残念な気もしますが。

(最終章に、本の内容を実践しやすくするための【8週間プログラム】がまとめられているので。今からでもできる範囲で実践してみて、『人生が変わる8週間』をもう少し短縮しつつ、新しい変化を体験できたらいいなと思います)

 

思考や感情が混乱したときに、「よりよい未来を選ぶための頭の中の片づけ」、という考え方やルートのようなものを指針として持っていれば。

人生の中で迷うことがずっと減って、時間も心身のエネルギーも、未来のより大切なことに使えるようになっていくのではと思います。

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