片づけ依存症というものがあるらしいので考えてみた。

「片づけ依存、断捨離依存症」なる言葉を少し前に見かけ、よい機会なので、自分なりに考えてみることにしました。

それらの言葉の詳しい定義はわかりませんが。
近頃はこんな言葉まで登場しているのかと関心を抱く一方で、すぐに持てはやしたり落としたりするのも世の常なので、あまり深くは気に留めないけれど。
(極端に多い・少ない、極端に増やす・減らすというのは、傍から見ているとちょっと面白いので話題になりやすい面もあるのかも)

 

依存となるその境界線というのは、自分なりに考えてみるのもよいかなとも思ったので。(医学的心理学的なことはわからないので、あくまでも自分の片づけ体験と照らし合わせて、振り返ってみようかと)

度を超さないために、自分ができる範囲の片づけだけを意識する。

片づけに熱中し始めたばかりの頃、自分の片づけもままならないのに、他所の汚さや混乱した場所などが、ひどく気になるという時期は確かにありました。

 

(だからと言って、私が他所を片づけることなど当然あるはずもなく。ただ、自分の時間と相手の許可があるなら片づけてみたい、というおかしな空想と衝動を持ったことはあります・・。あれも、一種の片づけ病というか依存だったのでしょうか。

 

今はもちろんそんな妙な衝動を感じることもなく、日々平和な気持ちで過ごしています。よかったよかった・・)

 

そんな経験から私の場合は、自分以外の人の物の片づけのことまで妙に気になりだしたら、いけない、と自制することを学びました。

 

つまり、自分のコントロール外というか、関わることが許可される範囲外の片づけに、変にいらいらしたり文句を言いたくなったら、自分にアウトを出すことにしようと。

で、もしもそんな自分に気づいたら反省し、おとなしく自分ができる範疇の片づけや整頓に気持ちを向けることで、心理的に鎮静化をはかることにしています。

 

・・・
私の中の体験で言うと、あれも片づけ依存の一種だったのかなと思う印象的な例は二つほどあります。

 

ひとつは、親の家の片づけ。
先々を考えると、けして今のままでよいとは言えない大量の物を、なんとか片づけたいと思っても。本人たちがあまりに他人事で動かないため遅々として進まず、ひどく憤っていた時期があります。
(今はある程度達観して、私ができる範囲で片づけていこうと思えるようになり以前より楽な気持ちに)

 

ふたつめは、知人の引越で感じたこと。
とある事情で知人に引っ越し作業の手伝いを頼まれた時に、その物の多さや汚さ、段取りのひどさに唖然としたことがありました。最初はとにかく必死で作業していましたが、途中から妙にその状況がおかしく感じられて。
(確かに引越作業は大変でしたが、それはその状況を作り出した知人の問題であって、本来私が憤ることではないよねと客観的になり。色々難はありつつも作業も無事終了)

 

 

どちらのケースも最初は、呆然としたりぼやきのひとつもこぼしたくなりましたが。解決策としては、自分の片づけと人の片づけは違うという、気持ちの中での線引き(ボーダーラインをつくること)ができたことでしょうか。

 

やはり、人それぞれ生活の仕方も考え方も異なるのが当然なので、心地よいと感じる空間も皆違うもの。自分の範疇でない部分の片づけに口を挟むと、やはりおかしなことにもなるし、責任も持てないのに言い出してしまうと片づけ依存の一種にもなるのかなと。(行政が介入するほどのゴミ屋敷ともなれば話は別ですが)

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もちろん自分の部屋の片づけにすら、もやもやしていた時期もありました。ですが、あくまでも自分の物の処分だけで人に迷惑がかからなかったことと、このくらいまで物を減らしたいという基準や片づける目的も途中から明確になってきたので、心のバランスも取れるようになった気がします。

片づけは、粗探しではなく暮らしやすくするためのもの。

物が多すぎる、少なすぎる、汚い、きれい、などは主観的な部分も大きいので一概に言えないこともあるけれど。

 

いくら片づけても片づいた気がしないとか、捨てすぎたら生活に支障が出たとか、片づけに関して周囲に迷惑がかかったり何か指摘されるようなことが多くあれば、目的がないまま片づけに向かっている可能性も。

 

一度冷静になって、何のために片づけたいのか、自分の片づけに関する基準と人との境界線などを、見つめ直してみるのも大切かもしれませんね。(家族や同居人など生活を共にする場合はなおさら)

 

・・・・・・・

片づけに限らず、何かに過度に依存することは、場合によっては生活のバランスを取りにくくするものなのかも。

 

片づけは、幸せな日常を作るために(個々の意思で)すること。
この当たり前を忘れないことが大事なんだろうなと、そんなことを思いました。

 

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