「罪悪感」というものを感じやすい性質です。
改善策は、それらをできるだけ早めに手放す方向に持っていくこと。
「罪悪感」というと、やや大げさに聞こえるかもしれませんが。私同様に、そうした感情を持ちやすい人も少なからずいるのでは。
片づけ中などは特に、負の感情が顕著になりがちです。
ただ、少しずつでも意識や視点を変えるようにすれば、「負」の感情を長引きにくくしたり、改善することも可能に。
必要以上の自責や罪悪感を手放す。
必要以上に罪悪感を持ったり、それを長引かせないために。個人的には、下記のことが大事だと考えています。
1. まずは、自身が罪悪感を感じやすい性質だと受け入れること。
2. 具体的に手放したい感情を、紙などに書き出してみる。
3. 苦手な感情を持っている時間を、できるだけ短くする工夫と実践。
現状を知り、視点を変える工夫をする。
これらが大事だと思うそれぞれの理由としては。
1.→ 自分の性質や傾向を認めないでいると、関係のないあらゆることまで否定しがちな思考になるから。
2.→ 頭も心の中もごちゃごちゃしていると、本当は何に対して罪悪感を持っているのか、よくわからなくなるから。言語化してみることは有効。
3.→ 罪悪感を持つのは仕方のないことでも、その時間が短く、切替が早くなれば、メンタルも安定しやすくなるから。
人それぞれ、思いグセや感情の傾向があると思うので。
日々、視点を変える工夫を積み重ねていくと、気持ちが軽くなったり、明るく過ごるようになったり、よい循環がうまれてくるように感じます。
【具体的に】諦めず、少しずつ改善する。
罪悪感を持ちやすい、という自身の性質を踏まえることができたら。あとは、具体的に行動していくこと。
□手放したい感情を書き出してみる。
絡まった感情は、できる範囲できちんと言語化してみることで、落ち着きを取り戻すこともできると思います。
個人的な例でいうと、手放したいのは下記のようなこと。
・人にも物に対しても罪悪感を持ちやすいこと。
・自責の感情で、勝手に消耗しているところ。
・できないこと、苦手、不得意なことが克服できないことについて、後ろめたさを感じやすいこと。
上記の他にもいろいろ。。
とにかく、感じていることを吐き出し、それを可視化することが、自身の現状を知る第一歩になります。
□視点を変え、苦手な感情を持っている時間を短くする。
賢い人や感情バランスがうまく保てる人々というのは、おそらく「起きている現実」と「自身の感情」の切り離しがうまくできるのだろうなと、たびたび感じたりしていました。
日々、起きている事象に対して、それらに振りまわされるのではなく。
自身の【感じ方/捉え方/視点】を、変えていくことが必要なのだと思います。(毎日少しずつ、練習のように変えていくこと)
例えば、下記のようなかんじに。
■ さまざまな種類の罪悪感 (→ 視点を変え、手放す方向へ)
・ 人からのいただきものやプレゼントの類で、使わない物を手放すことに対する感情。
(→ 相手からの心遣いは、充分受け取っていることをしっかり認識。その物自体へのこだわりをなくし、手放す方向へ)
・ 高額だったのにほとんど使わなかった物やサービスに対する感情。
(→ 自分の失敗や苦痛を、一度は逃げずにきちんと感じる。学ぶ必要があった失敗と捉え、同じことを繰り返さないことを誓い、手放す方向へ)
・ 人の誘いやお願いを断ることに対する感情。
(→ 本当に必要な場面では受け入れる。
選択肢がある場合には、自分の用事や感情を優先することは悪いことではなく。先々の関係を健全なものにするためにも、意思表示は大事と考える)
・ ものごとに冷めやすかったり、飽きやすかったりすることに対する感情。
(→ 色々なことを少しずつ試したことで、好みや本心など傾向を知ることができた。遠回りがあっても、最終的には、自分にとって大事なことは絞られていくと考える)
これらは個人的な一例ですが、罪悪感や後ろめたさを感じやすいものごとに対し、意識して視点(捉え方)を変える練習をしていくかんじです。
こういう改善は、一朝一夕にできるものではないので。
気長に生涯続けるようなつもりでいれば、数年後には、ポジティブでいられる時間がずっと増えていると思います。
□ありたい(望む)心の状態を設定する。
部屋の片づけと同じように、感情の片づけや整理も、ある程度の「ゴール設定」があると、むやみに焦ることも減ると思います。
私の場合のざっくりとしたゴール設定は。
●どんなことが起きてどんな感情にさらされても、自分で立ち直り、心を平和に保ち、日々、明るい気持ちで過ごせるようにすること。
上記は、突き詰めれば、罪悪感に限ったことではなく。あらゆるネガティブな感情に対して、応用していけるかもと思います。

というわけで、今回は罪悪感への対処法についてでした。
・見えない感情(手放したい感情)を、可能な限り言語化してみる。
・それぞれに対し、思いつく対策を考え実践する。
・うまくいかなければ、何度でも違う視点や方法を試してみる。
・うまくいったら(特定の感情を引きずることが減ったら)、その方法を継続し、無用な感情を早めに手放すようにする。
・こうした一連の作業を意識的に繰り返す。
感情や思考のクセを変えていくのは、なんとも地味で時間のかかる作業。。
けれど、その積み重ねによる差は大きくて、感じ方や捉え方の違いで、人生をずっと生きやすくすることも可能だと思います。
ひとつひとつ検証しつつ。実験のように、それぞれに合った考え方を見つけていきたいですね。