「机の上を片づける」
たったこれだけの習慣でも、自身の変化に気づいたり、心を整えるのに役立ったりしています。
毎日使っているわりに、おろそかになりがちなのが、「机の上の片づけ」かもしれません。
小さなスペースだからといって侮らず、整えることを習慣にすると、意外なメリットもあるように思います。
【机の上の片づけ】わずかな行動の差が、気持ちの変化につながる。
□ 1日の終わりに、必ず机の上を片づける。
(寝る前に、机の上のものをすべて所定の位置にしまう )
これは個人的な習慣のひとつで、1~2分もあれば済むことです。片づけに取り組むようになって、いつの頃からかルーティンになっていました。
(人によって、習慣もさまざまあると思いますが、簡単にすぐ片づく場所こそ有効な気がします)
大事なのは、1つでも「決まった場所」を必ず整えておくこと。
小さな片づけ習慣で気づく、部屋と心の変化。
どこか決まった場所を片づけておくのがよいと思う理由は、下記のとおりです。
・日頃からある習慣のおかげで、自身の変化に気づきやすくなるから。
・小さなスペースでも、毎日片づけておくことで、気持ちを整えたり立て直すことにもつながるから。
「部屋の乱れは、心の乱れ」、というのはたびたび言われることですが。
最近、まさにこれを実感したことがあり。どこか決めた場所(私の場合は、机の上)を整えておくのは大事だと、あらためて感じました。
机の上の片づけを忘れたことで、疲れに気づく。
具体的には、1週間以上、まったく机の上を片づけていなかったことです。
あるとき、机を眺めていてなんとなく違和感を覚え。「机の上、ずっと片づけてないかも・・」と気づくことになりました。
自分の中では習慣という意識がほぼないくらい、すっかり定着していたことだったので、軽く衝撃を受けました。。こんなこともあるんだなと。
■自身の心と体の状態に気づく。
すっかり乱れた机の上を久々に片づけたあと、自分なりに分析してみることにしました。
そこで気づいたのは、下記のようなこと。
・この1ヵ月ほどいろいろな出来事が重なって、必要なこと以外に、時間や気持ちをさく余裕がなかった。
・動揺、緊張感、不安など、気づかないうちに心身への疲労が溜まっていることに気づいた。
・自分では、そこまで負荷を感じているつもりはなくても。人はささいなことで、簡単な習慣も忘れてしまうらしい。。(まだまだメンタルが弱い)
■【対策】気持ちの変化や行動について、紙に書き出す。
その後の対策として、今抱えている感情や、今後の行動などについて紙に書き出してみたところ。
気持ちも落ち着き。少しずつ、心身ともに自分を立て直す、という方向へ持っていくことができました。
・緊急な出来事によって感じた、さまざまな感情
・不安のなかでも自分なりに善処している
・今後も、焦らず、柔軟に対応していくのみ
といったかんじで、あとは細かく思いつくことを書き連ねるだけ。
頭も気持ちも整理されると、少しほっとします。
そして、またいつも通り、「机の上を片づける」という毎日の習慣を再開することができました。

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身のまわりをきれいにしておくための小さな習慣が、自身の現状や変化を知らせてくれることもあると思います。
どこか小さな場所1つ、毎日片づけることをしてみる。
そうすることで、気づけたり、気持ちを整えられたり、平常に戻るきっかけになったり。
わずかな行動習慣が、自身を支えてくれることは、思いのほかあるのかもしれませんね。