思い出品、捨てられないと思っている物も、未来に意識を向けることで手放せる。

世の中は、人の数だけ生き方があって、想いも考え方も異なるもの。

すべてを真似ることは当然できないけれど、今までの自分とは全く違う次元で生きてきた人々の視点を、ほんの少しだけでも取り入れてみると、思いがけない変化を感じることができるのかもしれません。

ふっと執着がなくなったり、気持ちが軽く明るくなるような、そんなきっかけは、本当に自身の意識ひとつなのだと、そんなことを感じた話です。

・・・

片づけをしているのに、何かがまだ引っ掛かっている、どこかすっきり感に欠ける、そんなふうに日々感じている人々は私を含め意外と多いかもしれません。

この数年間の片づけで、多くの物事と向き合い、様々な物を手放し、心身ともに身軽になることを望んできました。

片づけ疲れも、迷いも葛藤も、幾度となく経験し。段階的に定期的に、様々な試行錯誤を重ねつつ物を減らしてきましたが、いまだに思い切れず、なんとなく持っている物、手放しにくいものというのはそれなりにあります。

 

昔の自身なら想像できなかったくらい、たくさんの物を捨てる・手放すことができたのに、どうしてまだ手放せない物がこんなにあるのかと。自分のことながら不思議に思いつつ、今後それらとどう向き合っていけばよいのかという自問はいつも頭の片隅にありました。(そのアイテムは、思い出品から実用品まで様々)

思った以上に過去に執着があるのではと、気づくだけでも物は手放しやすくなる。

過去にあったよいこともそうでなかったことも、自身ではそれほど考えているつもりもなく、物に対しても執着は少なめだと思っていました。けれど、ある意味極端な(振り切っているような)考え方や行動を知ることで、今の自身の思考のクセや精神状態に気づくきっかけになったと感じたものがあります。

それがこちらの本。

『白本 弐』

 

(著者のメールマガジンの中のひとつである、読者とのQ&Aコーナーを再編集しまとめたものだそう。

著者の本はずっと以前少し読んだことがある程度ですが。極端に物を手放し、基本は定住せず、世界中を仕事で移動しながら面白い生き方をされていて興味深く思っていました。

いまひとつまだ何かを手放しきれない自身にとって、何か新しい視点・気づきが見つかりそうな気がして、ふと購入してみることに)

(抜粋)

Q16
高城さんはスーツケース4つ分の荷物しか持たないと聞いたのですが、例えば卒業アルバムや大事にしている手紙などの思い出の品々はどう保管されているのですか?

A
一切持っておりません。恐ろしいことに、僕はほとんど過去に興味がないどころか記憶もないのです。ですので、いつか誰かに「実は昨年から君の人生と呼ばれるものが始まった。それ以前は、我々が人工的に植え付けた記憶だ」と告げられたら「やっぱり!」と思うでしょう。

モチロン、街で偶然古い友達に会ったり、写真を見て懐かしいと思うことはありますが、それより何か、これから先の人生に大仕事が待っているような気が日々していまして(中略)今より先に行こうとするエンジンがとても強いのです。

ですので、携帯電話が水没して、すべてのメモリーが飛んでもあまり気にならないどころか、どこかでホッとしている自分がいます。所詮「メモリー」ですからね。

 

著者の生まれ持った気質、人生経験、後天的に意識的に獲得した思考回路など、様々な要因はあると思います。それでも、一切過去にとらわれることなく、このくらいの勢いで人生を進んでいけたら、確かに、新しい体験や物事のために、いくらでも過去のものは手放せそうだなと想像できます。

上記はほんの一部ですが、様々な部分で、このくらい極端で振り切った思考・行動ができると、見える景色も意識も全く違うのだろうなと感じさせられます。(こんな思考回路を自身にもインストールできたら、ちょっと面白そう)

Sponsored Link

人生で大切なもの、本当に意識を向けたいことを再考する。

今の自身と同質のものや共感しやすい言動は、理解しやすく安心もできるものかもしれません。一方で、それだけでは固定してしまいそうな思考や行動は、まるで違う世界や生き方を垣間見るだけでも、変化や影響をもたらしてくれることも。

 

色々な物も事柄も、それなりに手放せたと思っていたけれど。思った以上に過去にとらわれていたり、昔のことに意識が戻っている部分が多いのかもしれないなと、そんなことを感じるように。
(物質的な物も、脳内の記憶も、ある程度古いものを手放していかないことには、確かに、新しいもののためのスペースを生み出すのは難しい・・)

先を生きるためのスペース作りは、定期的・意識的に見直す姿勢が大事だと、改めて心に留めておこうと思います。

*******

受け入れられることもそうでない考え方も、人によって本当に様々で、すべての人が同様の方法や考え方でものを手放せるわけではないけれど。

もっと自分が楽しむことに真摯になったり、今だけでなく未来に対して意識を集中したり、これまでとは違う行動をあえて選択してみたり。

少し極端かなと思うことをしてみても(できれば人に極度の迷惑にならない範疇で)、全ての責任を自身で持つと決めるだけで、もっと物事は動きやすくなったり、自由度も高まっていくもの。

 

今の年齢がいくつであっても、人は常に未来に意識を向け、楽しんでもいいのだと自分に許可を出すだけで、手放せる物と事柄はずっと増えていくのかもしれません。

・・・

思いがけず気持ちが軽くなる視点を得たことで、これまで抱えていた物も事も、今後徐々に手放せそうだと感じています。(実際、早速いくつか手放すことができました。明るく前向きな気持ちで)

 

人それぞれ、何かを手放せるタイミングやきっかけは様々です。時間がかかっても、常に諦めずに自身に問いかけを続けていれば、どこかの時点できっと気持ちよく何かから離れたり、手放せたり、そんなことができるようになっていくものなのかも。

時には、自分にも周囲にも閉塞感を覚えることがあっても。
些細なことに可能性や楽しみを見い出し期待感を持つこと、未来に意識を集中すること、時には極端に動いてみることなどは、生きていく上での大事なスキルのひとつかもしれませんね。

関連記事

洋服の3色化計画で、クローゼットも気分もすっきりを目指す。

減らない洋服と体重の関係。

手軽に緊張をほぐす方法。【ストレス解消法リスト】

今年の習慣化について振り返る。

片づけの結果(結論)を知るには。一度は気が済むまで片づけてみること。

年末までの5週間で自分を変えられる? (変化の過程を楽しむ実践)