「ルームスプレー」と言いながら、実は「万能スプレー」かも?
そんな、何かと便利な自作できるスプレーの話です。
実は生活の中の様々な場面で幅広く利用でき、日々かなり助かり役立っているアイテム。
それは、
・ハッカ油(好みの天然アロマオイルでもOK)
・エタノール(無水エタノール、消毒用エタノール)
・精製水
この三つのアイテムがあれば、生活の中の使えるシーンは結構あります。
・汗やニオイを抑える制汗スプレー
・虫除けスプレー
・除菌&リフレッシュ(ルームスプレーとして室内で軽くスプレーしたり、手の汚れやちょっとした食べこぼしの拭き取りにも)
・パソコンやスマホなどの掃除に
他にも有効な使い方は、調べれば多数あると思います。ここ何年かは上記の使い方が定番となってきて、スプレー1~2本作って兼用しています。
兼用することで、様々な用途別スプレーを減らせた。
こうしたスプレーは通年で使えるのはもちろんのこと、梅雨~夏場の季節はさらに活躍してくれます。
かつては、ごく当たり前に市販の専用のものを利用していました。専用の制汗スプレーや クリスタルストーン 、虫除けスプレー、除菌・消臭スプレー・・等々。
それがあるとき、アロマテラピーに興味を持ったことで変化しました。
天然精油やアロマテラピーに関連する書籍をいくつか読むうちに、「精油 + エタノール・精製水」の組み合わせは、生活の中の様々な場面で使えることを知り、かなりうれしかったのを覚えています。
すでにアロマオイルを生活に取り入れている人々には、それがあたりまえのことでも。そんなことを知らずにずっと過ごしてきて、何事も専用の物をそろえるのが当然という固定概念しか持たなかった私には、とても新鮮で。
生活の中の様々なアイテムは、兼用することで、代替したり減らすことができる。それがわかってからは、使える部分では次々と「精油 + エタノール・精製水」を活用するようになりました。
(もちろん専用に作られた製品には、それ用に特化された専門的なよさがあります。個人的に、制汗用・虫除け用によく使っていた市販スプレーにうまくなじめなかったこともあり(どんなに気を付けてもたびたびその細かいパウダーを吸い込んで、咳き込んだり、鼻や喉の奥を傷めたりして)、余計に自作の多機能スプレーにはまっていったのかも。
多少効力がゆるめでもいいから自身に負担の少ない物を、というかんじで、精油を活用する方向へ移行していくことに)
精油とエタノール・精製水で、自分に合った使い方を。
「精油・エタノール・精製水」というシンプルなアイテムとは言っても、その分量や基礎的な安全な使い方は知っておいた方が安心です。
(アロマテラピーに関心を持ち始めた当時は、いくつかの関連書籍や勢いでアロマテラピーの検定テキストなども買って読み熱中。あれから時間も経ち忘れてしまったことも多いので、今も時々本を見返し参考にしたり。家で安全に使うためなら、読みやすそうな精油やアロマ関連の本1冊程度と、精油を扱う各メーカーの公式サイトなど参考にすると安心かと)
定番スプレー
【基本】
スプレー容器に、無水エタノール5mlに、精油を3~5滴入れてよく混ぜる。これに、精製水45mlを加え、よく振って混ぜる。
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これで出来上がり、とても簡単です。このあたりを基本にしつつ、あとは好みで精油やエタノール・精製水の量/濃度を調整すればok。いくつかの精油をブレンドすると、よりオリジナルなスプレーを楽しめます。
用途によって精油を原液で使う方法もあるようですが。以前学んだテキストで、植物油(トリートメントオイル、キャリアオイルとも呼ばれる)と精油を合わせるときの希釈濃度が1%以下を推奨されていたので。だいたいそのあたりを目安に、エタノールや精製水を使う時も1%程度で利用しています。昔のものなので、今は内容も多少変わっているかもしれません。(参考:『アロマテラピー検定テキスト 1級 2級』)
・例えば。エタノールと精製水で 50ml + 精油 10滴(1滴約0.05ml×10滴=0.5ml)
(*これで濃度約1%です。刺激に弱い場合は、この半分の5滴(濃度約0.5%)以下から試しても)
・スプレーや保存容器は、できればガラス製や遮光性のものが理想。希釈したものや短期間なら、ポリエチレン容器の使用も可能。
(これから季節的にも、除菌・殺菌作用がより気になる時期なので。エタノールの割合が多く、希釈濃度も若干濃いめにしてみたり。以前は遮光ビンもよく使っていましたが、今は軽くて携帯用にも便利なポリエチレンのスプレー容器を使っています。短期で使い切れる量をこまめに作るようにするとより衛生的。家用に100ml、持ち歩き用に50mlくらいのサイズが使いやすいです)
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以前は、たくさんの精油を試し買いし、実験のようにスプレーを作りまくって楽しんでいましたが、今は1~2本あれば充分です。
用途や場所別に精油を変えたり、あれこれ試した中で、自分にとって使い勝手のよい定番はこのあたりに落ち着きました。
・ハッカ油
・ペパーミントオイル
・ラベンダーオイル
(オレンジやレモンなどの柑橘系オイルも、気分が明るくなるので好みです)
オールマイティに使え(汎用性が高い)、ドラッグストアやネットでの買いやすさ、価格などを考慮すると、ハッカ油は、やはりいいなと思います。
特に、梅雨から夏場の時期の悩みどころである、汗・ニオイ・虫除け対策を中心に考えると。ハッカ油(ペパーミント精油にも)に含まれるメントールには、殺菌・抗菌・冷却作用などがみられるそうで、用途目的としても合っているし、清涼感もあるので気分のリフレッシュにもよいです。
精油には様々な作用や使い方があり。少し生活に取り入れてみると、今まで使っていた物を減らして、代替したり兼用したりという工夫も楽しめます。
そうすることで、暮らしまわりの物自体もすっきりコンパクトに。気分的にもさっぱりしたりほっとしたり。
簡単かつ実用的なところから、色々試してみるのは楽しいものです。
汗ニオイ、虫除け対策に。昨年同様、今年の梅雨から夏も、ハッカ油スプレーが、めいっぱい活躍してくれそうです。
■追記: 万能スプレーで、Gさん(ゴキ・・)も撃退できた。 (2018/10)
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自作スプレーで、G・・を撃退、という話です。
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夏の終わりころ、油断していたところでGさん(ゴキ・・、cockroach・・)に遭遇してしまいました。
寝る前にトイレへ行こうとして、トイレ前で遭遇。(まったく遭遇しない年が続くこともありますが、昨年は1回だけ見かけて取り逃がし、今年の夏も終わりですっかり油断しきっていました)
久々に見かけたので驚きのあまり固まる私、あちらも人の気配を察するのかピタリと動きが止まり、しばし膠着状態に。
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殺虫剤は別の場所に置いてあり、取りに行っている場合でもなく、一番近くにあって退治できそうな「自作の万能スプレー」をそろそろと手に取り。
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恐る恐る、できるだけ至近距離までスプレーをもってきて(殺虫剤のような勢いはないので)、連続噴射。
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暴れるかと思いきや、そのまま動かない。
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「今のすきに」と、回収用に古紙を取りに行って戻ったら、Gさんの姿は消えていました・・。
正確に言えば回収はできなかったので、完全とは言えませんが。その後も室内で見かけることもなく、かなりのダメージを受けているかんじはあったので、一応の撃退はできたかと。(きっとどこかで土に返ったのではと勝手に推測)
とにかく、視界に入らなければいないも同然。(それだと気分的にこわくて寝れないという場合は、夜を徹して捜索するしかありませんが、それだと身が持ちません・・)
というわけで。「エタノールとハッカ油」というシンプルな自作スプレーで、G・・にもどうにか対処できました、という話でした。(緊急時? の備えになるかも)