片づけ・コンパクト

【自分への質問】捨てる・残す、片づけに迷ったときには。(清々しいさいごを想像してみる)

捨てるのか、残すのか。迷い過ぎて、片づけが進まなくなったときは。

人生のさいご(最期)を思いめぐらせつつ、自分に質問してみるのもあり。


捨てられない物、手放しにくいものというのは、人によってそれぞれに違っていると思います。

私の場合も、片づけ中はいろいろな感情が出てきて、行動にも波がありました。

・ さくさくと判断して、片づけが進む時期。

・ ひどく思い入れがあるわけでもないのに、どうしても迷いが出て、捨てる・残すの判断が止まってしまう時期。


そんなときに役立つのが、片づけ中における質問・自問だと思います。


【自分への質問】捨てる・残す、片づけに迷ったときには。


中でも特に、「人生のさいご(最期)を想像する質問」を自分にしてみることは、なかなか有効なのではと感じています。


清々しいさいごを想像してみると、望む状態が見えてくる。


自身が、清々しい気持ちで人生の終わりを迎えるには、どんな部屋の状態、心の状態にしておきたいのか。

そのあたりまで思いを巡らせてみると、物の取捨選択が容易になったりするからです。


もちろん、下記のようにもっとわかりやすい質問の段階で、「捨てる」「残す」の判断がつけば、それで充分だと思います。

・ ときめく、ときめかない

・ 使っている、使っていない

・ 必要、不要

・ 快適、不快

等々。


【質問】は、期間を決めて向き合ってみる。


いくら片づけのためとはいえ、ずっと人生の終わりについて考えているわけにもいかないので。

自分なりにある程度の期間を決めて、向き合ってみるのがよいのかなと思います。

(それでも判断に迷うときは、いったん忘れることも大事。1ヵ月後、3ヵ月後などに、また自分に質問するよう、スケジュールにメモして。またあらためて向き合えばOK)


■自分への質問。


個人的な一例ですが、片づけが停滞したときは、下記のような想像をしつつ、自分に向き合ったりしました。

■ もしも、「一週間後に(あの世から)お迎えが来るので、支度をしてください。」と言われたら、何を残しておくのか(捨てるのか)。

■ 仮に、自分が消えたあと、本当にこの部屋の状態でよいのか。


この質問をするメリットは、自分のことだけでなく、大きく他者の視点が加わることだと思います。

現状でもし私がいなくなったら、基本的には家族や専門業者さんなどにお世話になりつつ、あとの片づけをしてもらうことになるはず。


・ これは残されたら面倒で困るだろう。

・ これならかさばらないし、買取・現金化してもらえる物(例えば、宝石・貴金属類とか)だから、それほど迷惑にはならないかも。

・ 生きているうちに、これだけは片づけておきたい。


といったかんじで、相手の時間や労力をできるだけ減らせるよう考えているうちに、自身も少し心が軽くなったりします。

そこまで迷うこともなかったかな、という気分になったりして、また片づけが進みはじめたり。


もちろん、生きることが前提なので、何でも捨てればよいということではなく。

自分でもよくわからない迷いや、堂々巡りがしんどいと感じるときに、人生の終わりを想像しつつ向き合ってみると、答えが出てくることも多いように思います。


(私の場合は、こうした問いかけを頻繁にすることで、手放すことができるようになったものもけっこうありました。

決断がスムーズにできるようになると、どこか清々しく平和な気持ちになれたりします)



諦めず、投げやりにならず。続けていれば、いずれ片づく。


迷いの渦中のときは、あまり意識していませんでしたが。

こういう生前整理的な問いかけが冷静にできるようになると、片づけだけでなく、人生のさまざまな場面で、判断や決断がしやすくなっていく気がします。


ただ、こうした質問・自問は一例にすぎないので。

人生のさいごを想像すると、どうしても暗い気持ちになる・・という場合は、ムリは禁物。

自身に合った向き合い方を探りつつ、自問・質問をしてみるのがよいと思います。


「捨てる」「残す」、迷っている最中は、気持ちが苦しくなったりネガティブになりがちですが、わるいことばかりでもないです。

途中で片づけを休んだりしつつも。

自分に質問し続けているうちに、いつのまにか判断基準ができていたり、さくっと決断できるようになっていたり。そんな変化に、あるときふと気づいたりします。

諦めず、投げやりにならず。

何年かかっても、続けていれば、部屋もいつかは片づくもの。

手放すことで、得ている別の何かは、目には見えない実体のないものごとが多いのかもしれませんね。



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