宇津木式スキンケア(肌断食)。知らなかった、勘違いしていた皮膚のこと。


スキンケアのことは日々気になっても、肝心の皮膚・肌の構造や仕組みについてはよくわかっていなかったので。

自身の学習も兼ねて、改めて知ったことや勘違いしていたことなどを、いくつかまとめてみます。

「脱・化粧品、石けん、シャンプー」を目指す、肌断食(宇津木式スキンケア)。7月に入ってから実践を始め、たびたび参考本を読み返しています。

【関連】・脱・化粧品、脱・石けん、シャンプーはできるのか。長期戦の構えで試してみる。

宇津木式スキンケアで、初めて知ったこと、考えさせられたこと。

□ 皮膚の細胞をこわす仕組みのこと。
□ 植物オイルが一番肌によいというわけではなかったこと。

本を読んで、この2点は特に考えさせられました。

『宇津木式スキンケア事典』

皮膚の仕組みを把握する。

皮膚についてよくわかっていなかった、勘違いしていた部分。宇津木式を読んで、そうだったのか・・と知ることが多いです。(一部引用しながら説明を)

× たっぷりの化粧水で肌に水分補給ができます。
〇 化粧水は肌に「水害」をおよぼします。

× クリームで「蓋」をして、潤いを閉じ込めましょう。
〇 皮脂にもクリームにも保湿力はありません。

◆水分のこと。

皮膚は、「角層」というごく薄い膜(厚さ0.02mmほど)でおおわれ、肌を守るバリア(保湿膜)として機能しているのだそう。

(角層は、10層ほど重なり合った角質細胞と、その隙間を細胞間脂質という脂性の物質が満たすことでつくられている。これが丈夫でしなやかな「膜」となり、バリアとなっている)

化粧水などをつけると、蒸発するときにその膜(角層)がこわされてしまうこと。クリームなどをつけても、蒸発は止められないこと。こうした皮膚の仕組みも、本を読むまでよくわかっていませんでした。

水分が蒸発するときに角層がこわれるわかりやすい解説として、「紙」が例にあげられていました。

たとえば、辞書の紙は、扁平で、ぴったりと重なりあっていますから、紙の間には隙間がありません。しかし、ぬらして、乾かしたらどうなるでしょうか。紙がばらばらに波うって、隙間だらけになってしまいます。
同様のことが皮膚表面でも起きます。

(ずっと以前は、ローションパックなどを試していたこともあります。けれど、顔がヒリヒリしたりかゆくなったりして、自分の肌には合わないらしいと思い、いつの間にかやめてしまいました。

こうした皮膚の仕組みを知ると、それも自然の成り行きだったのかなと思えます。

かつて基礎化粧品を使っていた時も、これらを使っていれば肌の水分量が整うはずというような、イメージで安心感を求める部分もあったのかもしれません)

◆脂分のこと。

肌の表面では皮脂が汗と混ざり合って皮脂膜がつくられ、これが「天然のクリーム」として肌を潤わせ、乾燥から守っている、などといまだに説いているのをみかけますが、皮脂膜が皮膚の保湿にほとんど役立っていないことは、すでに明らかになっています。

汗はさすがに違うと思いましたが、皮脂は天然のクリームというのはどこかで聞いたことがあって、なんとなくそうなんだと思っているところがありました。

けれど、上記の水分に関するところでも出てきた「角層」の2層構造(10層ほど重なり合った角質細胞と、その隙間を満たす細胞間脂質)こそが、保湿の主役なのだそうです。

ざっくりまとめてみると。

・皮膚は「表皮」と「真皮」という2層から成る
・表皮は「角層」「顆粒層/かりゅうそう」「有棘層/ゆうきょくそう」「基底層」という4層から成っている
・スキンケアで重要なのが、一番外側の「角層
・「角層」の中の「角質細胞+細胞間脂質」の2層構造
・さらに、細胞間脂質の中で、幾重にもなった「水+油」という2層構造
・この角層のダブルの2層構造が、肌を潤わせ皮膚を守るという機能を果たしている

(*イメージ。イラストの角質層の部分=本書では角層と表現されている)

・・・

さらにちょっとショックだったのが、この2点。

△ 保湿のためと思って多くの人が使っているであろう「クリーム」も、ほとんど保湿力のない皮脂膜の代用品的なものだということ。

△ 肌の保湿やバリア機能の主役である「角層」を、クリームの「界面活性剤」により、こわしてしまうということ。(角層を成す、角質細胞膜も細胞間脂質も溶かしてしまうのだそう)

界面活性剤は、本来混じり合うことのない水と油などの間を取り持ち、その性質を変えて混じり合わせ、様々な働きをする物質。そして、多くの化粧品や洗剤などに当たり前のように含まれるもの。

そんな界面活性剤が、そこまで細胞をこわすものだという認識は薄かったので。ちょっと神妙な気持ちになりつつ、今後は、もう少し意識的になろうと思います。

植物オイルのこと。

宇津木式スキンケアで使用する油脂は、純度の高い「ワセリン」のみです。

長年、植物オイルのよさを信じて使ってきた身としては、「ワセリン」という言葉に、最初はとまどいを感じました。

植物ではなく、石油由来の油脂であるワセリンを使うのか・・というかんじで。

(勝手なイメージとして、ワセリンを顔に塗る方が、いわゆる油(オイル)焼けしそう、などと思っていましたが。宇津木式の本を読んで、それは違っていたと知ることに)

植物オイルではなく、ワセリンを使う理由。

・植物オイルは、酸化しやすい。

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・酸化して有害な過酸化脂質に変わった物質は、肌にとって刺激物になり、炎症やメラニンを増やす要因となることも。

・植物オイルを長年使い続けると、肌が黒ずむ「オイル焼け」の心配がある。

・肌をオイルでべたべたにすると、角質細胞がはがれづらくなり、新しい細胞もスムーズに生まれなくなる。

・オイルを塗ると、保湿バリアの要である細胞間脂質に溶け込んで不純物となり、本来の機能が低下する。

・一方、純度の高いワセリンは、酸化するまでに数年かかる

・ワセリンは、植物オイルとは対照的に皮膚に浸み込みにくく、乾燥対策に欠かせない。(皮膚の水分蒸発を防ぎ、乾燥をくいとめられる)

ざっとまとめると、このようなかんじです。

何でも皮膚の中まで浸透するのがよいことだと思っていましたが。

成分によっては中の細胞をこわしてしまうこともあったり、ワセリンのように表面にフタをするような使い方ができるほうが皮膚にとっては有効であったり、ということもわかりました。(もちろん、ワセリンであってもつけすぎは厳禁

植物オイル(オリーブやホホバオイルほか)は、界面活性剤なども含まない自然のものです。なので、植物オイルのケアが、肌トラブルの多い自分にとっては、一番安全かつ安心なものだと思っていました。

(もちろん植物オイルに限らず、自然・天然といわれるものにもその量や使用法によっては、毒性があったり気を付けるべき点があることは承知しています。ただ、どこかで無意識に、植物由来の物に安心感を求めてしまうところはあったのかも)

ワセリンは純度が高く、酸化するにも数年かかるということで、宇津木式スキンケアでは、唯一OKとされている油脂。

(ウィキペディアより:鉱物油からの精製による純度の違いにより黄色ワセリンと白色ワセリンがあるが、医療用では白色ワセリンを用いることがほとんどである)

顔も手足も、長年、保湿ケアにはすべて植物オイルを使ってきた一方で。こんなにたっぷり使っているのにどうしてまだ乾燥するのだろう、ということもたびたび感じることがあったり。

それは特に冬場ですが、肌のかさつきがひどいと、きっとまだ足りないんだと思い。

べたっとするくらい植物オイルを塗って→軽くタオルで押さえて→また塗る、こんな重ね塗りのようなケアを繰り返していたこともあります。

(宇津木式を読んで、どうやらこの自己流オイルケアで、より乾燥肌を悪化させていたのかもと振り返ることができました)

今のところ顔にも体にも、どうにもならないほどのひどい乾燥を感じているわけではないので、基本的にあまりワセリンのお世話にならずに過ごしてみようかと。

夏が過ぎ、秋冬の乾燥肌に悩む季節には、おそらく毎日ワセリンを使うことが予想されるので、今からその効力や植物オイルとの違いを知るのが楽しみです。

・・・・・

ちなみに。ワセリン初心者なのでどれを買おうかと調べて、オーソドックスなかんじのこの二つに絞り。(そして、ワセリン全般のコスパのよさにうれしい驚きも)

使用量もそれほど多くはならなそうなので(つけすぎ厳禁のため)、使い切るのも結構先かもしれないと思い。少しだけ迷って、初めてのワセリンは、日々の使い勝手がよさそうなチューブ式の方にしてみました。デザインもシンプルでよいです。

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なんとなくわかっているつもりだった皮膚のことや、イメージだけで勘違いしていたスキンケアの仕方など。人や本によっても、考え方は様々なのだと改めて思います。

何が肌によくて、何がいけないのか。

私もその時々に知り得た情報で、紆余曲折しながらあれこれ試してきましたが。しばらくは、宇津木式の本に書かれたことを繰り返し読んで、気長に実践していく予定です。

「脱・化粧品、脱・石けん、脱・シャンプー」を目指しはじめたばかりなので、色々不安もありますが。このスキンケアが自分に合っているといいなと思いつつ、今後も試行錯誤していきます。

(顔のベースは、すでに日焼け止めと部分メイク程度なので。脱化粧品よりも、脱石けん/シャンプーが、今後のポイントになりそうです)

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