思考・感情・行動・習慣

ストレスを減らす、感情を整えるコツ。【言葉の置き換え】

ストレスをゼロにすることは難しくても。

起こった感情を別の言葉に置き換えると、心を整えるのに役立ったりします。


ストレスを減らし、感情を整えるには。【言葉を変換する】


■ 「言葉の変換」は、地味ながらも人生の中で有効な作業。

□ 理由としては。マイナスに見える体験や感情も、自分の意識しだいで、その影響を変えることができるから。


言葉の変換作業がもたらす効用は、例えば下記のようなことです。


・ ストレスを減らすことができる

・ ストレスに強くなる(耐性、柔軟性)

・ 心身の健康を保つことにつながる

・ すべて自身の頭と心の中で行える(安心感)


言葉の置き換えで、自分自身によい影響を与える。


よくない体験や感情に悩まされたとき、自身がどのような態度を選ぶかで、その後は変わってくるかもしれません。


【1】 ネガティブな感情を何度も反芻して、いやな気持ちをひたすら増幅させる。

【2】 ネガティブな感情を無理に抑え込むことはしないけれど、別の冷静な捉え方を探ってみる。


人は、上記のどちらでも選択することができます。

常に【2】を選ぶと決めてみると、少しずつ心境も明るい方向に変化してきたりします。

簡単なことではないけれど。できるだけ言葉を変換していくことで、自分の感情や思考をコントロールできるようになれば。

人生全般によい影響をもたらすことにつながっていくと思います。


どんな感情や思考を選択するかが大事。(感情のコントロール)


下記の内容は、「リアプレイザル」と呼ばれる、応急処置としてのストレス対策法だそうです。

こちらの本より引用。


自分が大勢の前でスピーチをする場面を想像してみましょう。

(中略)

ほどなく全身にストレス反応が起きます。アドレナリンのせいで心臓は高鳴り、緊張で手が震えだすかもしれません。

こんな状況で、もっとも応急処置の効果が高いのが「リアプレイザル」です。

名前は難しそうですが、やることは簡単。

スピーチの直前にストレス反応が起き始めたら、「楽しくなってきたぞ!」や「興奮してきたぞ!」と自分に言い聞かせるだけです。

ただし、この手法はおもに緊急時に使ってください。いくらストレスの影響は考え方によって変わると言っても、すべてのネガティブな体験をポジティブに解釈できるはずがありません。

緊張する場面で冷静な判断をしたいときや、他人のネガティブな感情に飲み込まれそうなときに使うのがおすすめです。


あらゆるストレスやネガティブなことに、対処できるものではないとしても。

こういう練習を少しずつ積み重ねることで、慢性的なストレスにも対応できるようになったり、感情を整えるコツを、自分なりにつかんでいくことにもつながります。


■こんなふうに活用。

「言葉の置き換え/変換」を、個人的にはこんなイメージで活用しています。


□ いやな体験・つらい感情は、別の言葉に置き換えて→ 薄めて溶かす

□ よい体験・よい感情は、別の言葉で補足して→ 適度な濃さを保つ


基本的には、ネガティブな体験・感情を、心の中で別の言葉に変換するようにします。

ポジティブな体験・感情のほうは、それらを保温するようなイメージで、おまけ的に、たまに思い出したりします。

(人は、ネガティブなことは強く心に残りやすいのに、ポジティブなことは、意外とあっさり忘れてしまうため。

こんなふうにすると、心の平和を保つのに役立つ気がしています)


●例えば。

・激怒、腹が立つ → ぷりぷり
・悲しい → しょんぼり
・憤る → やれやれ・・
・うれしい → 喜・悦・歓


言葉の選び方で、印象はだいぶ変わります。

若干ふざけてみえるかもしれませんが、個人的には意外と役立っています。


●強いネガティブ→ ゆるめの言葉に置き換えてみる(希釈)

●ポジティブ→ ときどき言葉を足して思い出す(保温)

(自身の「心と頭の中の作業」なので、人に迷惑もかからず、好きなときにできるのもメリット)


まずはできる範囲で試してみる。


とはいえ。どんな感情でも、その最中、ピークのときに、変換する余裕などなかなか持てないこともあると思います。

ただ、多少時間が経てば、ふつうにトイレに行きたくなったり、お腹も空いたり、眠たくなったりして、別のことに意識が向く余白もできてきます。


そして、少し落ち着いたときに、一歩引いて、

・昨日の△△という感情は→ 〇〇という言い方に置き換えられそう

というふうに、頭の中で別の言葉に変換作業してみると、ちょっと視点も変わってくるのでは。

(私もゲーム的な感覚で、日々、練習中)




今回は、言葉の変換で、人生のストレスを減らしていくことも可能になる、という内容でした。


出来事の中身にもよるところはあるとしても。

人は、ずっと強烈なネガティブ感情を持ち続けることも難しかったり。

なので、少し気持ちの波がおさまれば、振り返りつつ、別の言葉に置き換える、別の感情を選択する、ということも可能に。


慣れないうちは妙な感じもしますが、何度も練習のように試していると、徐々に言葉の変換作業にも慣れてきたりします。

濃いストレスを、言葉の変換によって、薄めていくことができれば。

ストレスに振りまわされない自分を、何度でも取り戻せる(転んでも必ず起きる)ようになっていけると思います。



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