片づけの効用は、劇的でなくても確実にある。

片づけをしているけれど、思ったほど大きな変化がないと感じる人も多いかもしれません。私も片づけに取り組むようになった初期の頃は、時々そんなことを思っていました。

劇的なことだけが変化ではない。片づけ効果の継続性。

片づけをしてこんなよいことが起こったという事例は、片づけの書籍や雑誌等でもよく見かけ、片づけって面白そうだなと。片づけに取り組む以前は、なんだか楽しそうという単純な印象を持っていました。

その後、真剣に片づけに向き合ってみようと思い。数年の間、実践と休止期間を何度か繰り返し、段階を分けて物を減らしてきました。

 

そんな流れでそれなりに時間もかかった片づけなので、個人的には本で見かけたような、数ヵ月で劇的かつ大きなよい変化(一般的なところで例えると。受験、就職、転職、結婚、昇進、独立起業、給料・売上、宝くじ、等々でのわかりやすい変化)というのは特に感じられなかったです。

それでも。時間が経過していくととともに、片づけを続けてきたことによる小さな変化・効用に気づくことが増えてきました。

 

片づけによる小さな変化、効用。

現時点で、片づけを続けてきてよかったと感じていることを、いくつかあげてみます。(片づけ=ある程度集中した作業も、日々を保つための整理も含めて)

 

・物が減ると日常的な整理整頓や掃除が楽になる。(頭ではわかっていたことでも。片づけ後に実際ラクな場面が増えてくると、よりその効果を感じられる)

・物探しをすることが減っている。(管理できる物の量に絞られてくると、あれがない、しまった場所が思い出せないということがなくなる。ただ、小物や雑貨類など細々した物に関しては、残像のような感覚がしばらくあり、既に処分したものをまだ持っているつもりで、探してしまったことは何度かある・・。けれど、あれば使おうかなという程度の物で、結果としてはなくても困っていない)

・以前より物事の選択・決断に時間がかからなくなった。あまり迷わなくなった。

・物事を複雑にしやすい思考が減り、できるだけ簡単にすることを心掛けるようになった。

・一時期、過去の失敗に目が向き、気づくと後ろを振り返ってばかりいることがあったが。いつの頃からか自然と考えなくなっていた。

・今と先のことにより意識を傾けるようになり、執着が減った。

・物にも人にも過剰な気遣いが減った。

・仕事や生活の方向性への迷いが減った。(逃げ腰ではなく、間違ったらその時また何度でも修正しようという気持ちを持てた)

・物事のよい面を見ようとする練習、思考回路づくりに役立っている。(価値観の変化)

 

誰もがわかりやすい劇的な変化ではなくても。物が減ったすっきりしたという、見た目だけではないこれら内面の変化は、なかなか一瞬で起こせるものではないので、やはり片づけに向き合い続けなければ得られなかった効用だと感じています。

 

自分の中のマイナス面を見ようとすればいくらでも出てくるし、日常生活での大変なことが魔法のようになくなるわけではないけれど。

前向きになったりよい面にフォーカスしたり。そこに意識を向けられるようになることで、物事の見方や捉え方を変える思考の習慣ができ、現実もそれに合わせるようによい部分を感じられることが増えていくのかもしれません。

日々の片づけが、新しい思考回路を作ることもある。

穴の開いた容器にいくら水を入れても、けして水が満たされることはない、という例えなら誰もが理解できるのに。それを片づけや暮らし方に当てはめて考えるのは、意外と難しいものなのだと感じることも。

 

・バケツに穴が開いて水漏れする→穴をふさいで水を溜められるようにする。(または容器買い替え)

・鉢植えの手入れが大変→鉢植えの数を絞れば手入れも楽になる

・洋服や食器がごちゃごちゃ→いずれも数を減らせば管理がしやすくなる

・生活費がかかりすぎ→固定費・変動費とも見直しと変更で家計もスリム化できる

・住まいの管理が大変→もう少し小さく管理しやすいスペースへの住み替えができないか検討してみる

 

ほんの例えではあるけれど。こうして考えてみればとても単純なことなのに(困っていることに対して→何かしらの対策をする)、多くの場合はこれまでの慣例や感情論になってしまい、実際は悪化するような逆のことをしていたり。改善行動を試すこともしないという流れになりがちです。

 

私の場合も片づけに挫折気味だった期間は、まさにそんなかんじでした。わかっているけれど何かブロックがかかる、面倒だ、進まない・・。

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けれど、ここで止まってしまうと、何年経っても停滞(あるいは後退)したまま先へは進めず。わずかでもできそうなことから試す・手を動かすことをしてみれば、何かしら流れができたり、少しでも自分が楽になれる方法が見つかったりもするもので。

 

そうやって試行錯誤しているうちに、本来単純なことを自分で複雑にしていたことに気づいたり、ないと困ると思っていた物をなくしてみても特に困らないことがわかって拍子抜けしたり。

こんなふうに、片づけは個々にとっての新しい思考回路ができていくような面白さもあり。それが一時の劇的な変化よりも、人生の長きに渡ってじわじわとよい変化をもたらしてくれるような側面があるのではと感じています。

・シャープペンからフリクションのペンへ。プチな困りごともすっきり片づける。

・トイレ風水を気にしすぎず、掃除のしやすさを優先する。

・5分間掃除の習慣が続いている理由。

・減らない洋服と体重の関係。

・トイレブラシをなくす、を試してみる。

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片づけにおいて、何かしらの過度な期待や即効性を求めてしまうこともあるかもしれませんが。

ある程度の経過があって、初めて気づくことも多いもの。

片づけで瞬発的な効果を感じなかったとしても。試行錯誤の中でうまれた新たな思考習慣が、きっと長期的には、ひたひたと厚みのあるよい影響として表れてくるのだと思います。

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