(投稿日:2017/9/2 更新日:2021/9/18)
初めて、「ヘナ」で髪染めを試したので、その様子や感想などをまとめてみました。
結論から先にお伝えすると。
「ヘナ」初心者だと、どうしても時間がかかってしまうので、意外と大変かもと感じました。
仕上がりは、初回にしてはまぁまぁよいかなと。
個人的には、段取りや手順など、慣れの部分も大きいと思うので、徐々になじんでいけば、そのうち楽にできるはずと期待しています。
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*ヘナの感想の前に、少し補足説明を。
現在、いわゆる肌断食を試している途中で、実践しはじめてから約2ヵ月になります。
・【肌断食】脱/化粧品、石けん、シャンプーは、できるのか。長期戦で取り組む。(宇津木式)参考にしているのは、こちらの本です。
皮膚本来の健康を取り戻すために、少しずつ、脱化粧品とともに、脱石けん、脱シャンプーを目指してる途中。
(なので、可能な範囲で、湯(ぬるま水)で頭から顔、体まで洗う頻度を増やしています)
今回「ヘナ」を試してみたのも、肌断食の一環です。
本の中で、できることならカラーリングもやめた方がよいと書かれています。
ヘアダイはできればやめていただきたい。
『宇津木式スキンケア事典』
毛染めをしてから2か月間は、毛に付着した化学物質が洗髪のたびに顔や背中などに流れて、炎症を起こし、肌のバリア機能をこわして肌を乾燥させてしまいます。
シャンプーやトリートメント同様、ヘアダイ(カラーリング剤)に含まれる化学物質は強烈なのだそう。
とはいえ、完全にやめるのもなかなか難しいので、その場合は、「ヘナ」か「ヘアマニキュア」に変えるよう提案されていました。
というわけで、まずは、天然素材(植物のパウダー)のみで髪を染める「ヘナ」を試してみることにしました。
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草の香りの「ヘナ+木藍」染めは、セルフエステにもなりそう。
ヘナのことは以前少し調べたことはありましたが、今回「ヘナ」の購入にあたりあらためてざっとネットで検索。(メーカーやサイトによって、手順や色味の表記など若干異なるよう)
■ヘナの概要
・染め時間に1時間前後は要する。
・ヘナのみだと白髪部分は赤っぽく(オレンジ系)染まる。
・茶系~少し落ち着いた色(黒茶系)にしたい場合は、インディゴ(木藍/モクラン)が配合されたものがよさそう。
・白髪部分はヘナもインディゴも染まるが、元の髪色(黒髪、茶色の髪)がある部分はあまり変わらない。
・発色は、使用条件や個人の髪質の違い、日頃のヘアケアなどの影響で、染まり具合は結構異なる様子。
その他には、おおまかな染め方の手順や必要な物などをチェックし、気になっていた点などあらためて確認。
■ヘナの選び方
へナの有名メーカーをはじめ数々の商品がある中で、どれを購入しようか迷いつつ。(色味のことや、ハーブが配合されたものなど様々あるので)
最終的に下記の点を基準に、ちょうどよさそうな商品を見つけたので、早速ネットで注文しました。(メール便なので、受取のことを気にしなくてよいのがラク)
・色味は、やや茶系でも黒っぽいかんじがよかったので、ヘナとインディゴを合わせたものがよさそう。
・他の成分が混じらず、天然100%の素材のもの。
・初めて使うので大容量は避け。まずはお試し的な量/サイズがあること。
・レビューなどの評価も参考にして、よさそうな商品に。
・送料無料、メール便で注文できる商品。
(*補足: 初回はお試し版で購入。その後、少しラインナップは変更されたようですが、同じ商品/ヘナ+インディゴ は取り扱いあり)
「ヘナ50% + インディゴ50%」です。
届いた商品は、過剰でないシンプルな包装。使用手順など書かれた紙も入っていたので、使用時に特に困ることもなかったです。
1点だけ。髪の長さに対してどのくらいの量のパウダーを使用するか記載が見当たらず、ちょっと迷いましたが、今回は50gの粉を使いました。
(説明書に、パウダーに対して3~4倍の湯量で溶かす、と書かれていたので。粉50g+湯200g=計250gと考えても結構な量です。
髪が少し肩につく程度の長さなので、粉100gは多すぎだと思い、半分の50gで試すことに。だいたいの計算で使ってみましたが、特に問題なく染められました。
あとからネットで調べたら(ナイアードのサイト)、ショート30~50g、セミロング50g~、ロング100g~ と書かれていたので、概ね合っていた様子 )

初めて「ヘナ」を使ってみた感想。
初めて行ったヘナ染めですが、個人的には時間がかかること以外は、大きく困ることもなく。
わりと安心して利用できたので、今後もヘナを継続できればと思っています。
初めて使ってみて気づいたことを含め、現時点で感じている、ヘナのよい点とやや大変かなと思う部分などをあげてみます。
ヘナのよい点。(メリット)
・100%植物のみのパウダーで染められてケミカルな成分がないので、使っていても以前より安心感がある。
・干し草のような香りも、個人的にはほっとする。
・トリートメント効果もあるようなのでうれしい。
・ヘナ染めに慣れてくればもう少し段取りよくできると思うので、リラックス作用も期待しつつホームエステの感覚で楽しめるようになるかも。
・今回使用したメーカーのヘナに関して。余ったパウダーは密閉して冷蔵庫に保存すればOKで、品質保持期限も開封後3ヵ月となっていたので、コスパもよく、慌てて使う必要がないのも魅力。
ヘナの少し大変な点。(デメリット)
・染めているあいだの待ち時間(放置時間)が長い。(自宅で使える一般的なカラーリング剤は30分程度だが、ヘナは1時間ほどかかる)
・まだヘナ染めに慣れないので、道具の準備や染める工程がやや大変に感じる。
(パウダーを湯で溶かしたり、ヘナ塗布後に頭にシャワーキャップをかぶったり、タオルで巻いたりなど)
・ヘナの染まり具合が、温度に結構左右されるらしいこと。
(加温が発色促進になるとのことで。今は夏場だからよいけれど、冬は室温もかなり下がるので、ドライヤーなどで加温したり、温度に気をつけながらヘナ染めをすることになりそう)
その他、ヘナを使ってみて気づいたこと、感想。
・ヘナを使用してみて、ひどいかゆみやかぶれも起こらなかったので、ひとまず安心。
・ヘナ染めした日は、だいぶ髪がごわついたので焦ったが、日ごとに乾かしたあとの髪の指通りもよくなり、ツヤも出てきた。
・染めたあと2~3日は、湯だけで洗い流すことになっているので、人によってはそれが気持ち悪かったり負担に感じるかも。
・染めてから3日間くらいは、ドライヤーで髪を乾かしている時に、髪を触っている方の手に色が付いた。(少し青黒いかんじ、たぶんインディゴの色)
・ただ、手についた色は、純石けんでよく洗えばほとんど落ちたので問題なし。(余談:洗った石けんの泡が、ほんわりミントカラーになりちょっときれい)
・髪の色残りも日ごとになくなっていった。
・インディゴが入っていると、人によっては染めてから2~3日は緑色が強く発色する場合があるそうだが、個人的には特にそうした傾向はなかった。
(緑が強めに出ても、数日でおさまり落ち着いた色になるそう)
・もう少し黒茶系に染まるかと思ったが、日が経つにつれ白髪のあった部分は茶色味を帯びてきた。
(染める期間/間隔、回数によって色の出方も変化してくるようなので、次回は2ヵ月空けずに染めれば、色味も濃くなるかも)
・髪の内側にちらほら見えた白髪もそれなりに色が入っていて、初回にしては全体的によく染まったと思う。
・惜しかったのは、髪の生え際の塗りが少し足りなかったこと。
いつもなら生え際は気をつけるのに、今回は慣れないせいか、関係のない全体をきれいに塗ることに熱中してしまい、一部は色の入りが薄かった。次回から気をつけることに。
(インディゴが入らず、ヘナのオレンジがうっすら入ったかんじ)
・シャワーキャップかビニール袋で頭を包むよう書かれていて、今回ビニールを使用したが、生え際をきっちりカバーしきれなかったので、もっと大きなビニール袋を使えばよかった。
(ラップもよいらしいので、次回はもっとぴっちり巻いて、1時間の放置時間を無駄にしないようにしたい)
・段取りやヘナの塗り方など全体的にもたついて、髪を洗って乾かすところまで含めると2時間近く経っていていた。
(ヘナは、焦ったり時短など考えずに行うべき毛染めだと実感)
・まだ初回なのでメーカーによるヘナの違いはわからないが、今後また他も試してみたい。(↓こちらとか)
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こんなかんじに、初めてのヘナ染めはあれこれと手間取りましたが、初回にしてはそれなりによい染まり具合です。
今後は、色持ちの様子も気にしながら、経過を見ていくことに。

ヘナ初心者は、先に動画でイメージをつかむと染めやすそう。
あとから気づいたことですが。初めてのヘナ染めをした翌日、そういえばと思いYouTubeで検索したところ、ヘナの扱い方というか、染め方や塗り方などの動画が結構ありました。
短めの動画をいくつかピックアップして見ましたが、こんなふうに塗ればもう少しうまく染まったかもなど、色々気づくことができたので、次回からの参考にしたいと思います。(YouTubeを早く思い出せばよかった・・)
(ごく一般的なカラーリング剤を使う時とは、やや勝手が違うので。
初めてヘナ染めを試す場合は、あらかじめ動画などを参考にするとイメージがつかみやすく、自分で塗るときも段取りよくできそうです)

というわけで、初めての「ヘナ」についての様子と感想でした。
「肌断食」の一環ではありますが、ケミカルなカラーリングからの「脱」を目指す道のりは長そうなので、ゆるゆると試していきます。
※追記(ヘナ → ヘアマニキュアに) 2019/10
半年以上、「ヘナ」を続けてみました。
順調にヘナ生活になじんできて、このまま継続できそうと思っていたところ。ヘナ染め後に、頭痛と吐き気が起こり、それがきっかけで一旦休止することに。
あとでヘナについて少し調べてみたところ、その時の体調や個人の体質などにより、さまざまな反応が出ることがあるらしいと知りました。
(例: 頭痛、吐き気、だるさ、眠気、かゆみ、、など)
それまで何事もなかったので、自分でもかなり動揺しましたが、たぶんその時の体調や塗り方などが一因だったのかなと推測。
(また時間を置いて試せば大丈夫なのかもしれませんが、ひとまず休止に)
というわけで。その後は、ごく短時間で済む「ヘアマニキュア」を試すことにしました。
髪の表面のコーティングなので、一般的な白髪染めよりは体への負担の軽減になるかなと。
マニキュアを塗ってからの放置時間も最短5分~15分程度で、すべての作業時間を含めても30分ほどと、短い時間で済みます。とても手軽。
私の場合は、心身的にもこちらのほうが楽でわりと合っているのか、大きなトラブルもなく、その後1年以上経ちますが、ヘアマニキュア生活を継続中です。
個人差や体調の変化もあるので。いろいろ試しつつ、常に今の自分に合ったものを見つけていくことが大事ですね。
【追記】ヘナ再開。(2021/9)
ヘアマニキュアもずいぶん長くお世話になってきましたが、髪と肌の変化をきっかけに、再び「ヘナ」を使ってみることにしました。(詳しくは下記より)
・ 【ヘナ再開】約3年半ぶりに、ヘナを使って髪染めしてみた感想。