迷ったときこそシンプルに考える。

とても簡単なはずなのに、それゆえに難しく感じることのひとつに、「シンプルに考える」というのがあります。

物事や気持ちが混乱しているときに、「シンプルに考えよう」と思っても、日頃から意識していないと急にはできなかったり、考えすぎてかえって複雑になってしまうことも。

 

最近寝る前に、またときどき見返している本の一節を読んで、簡単そうなことこそ大事にしないと、と。改めてそんなことを思っています。(内容は1~100までわかりやすく区切られ、短くまとめられているので、その日の気分で気になった項目を開いてみたりします)

(引用:『禅、シンプル生活のすすめ』

45 シンプルに考える

(中略)
そう、迷ったら、シンプルに考えるのが一番ということです。

(中略)
あれもこれもと手を広げず、ひとつのことに心を集中させていく。そうすればこそ、充実感や満足感が味わえる。もちろん、最初から「オムハヤシ」が食べたかったのなら、それを貫くことが心の満足につながるのですよ。

 

上記は、著者のお知り合いの小さなエピソードと交えて、そこから学ぶことを解説されていたものです。

(オムライスを食べたくて洋食屋さんに入ったところ、美味しそうなハヤシライスもあり迷う→オムハヤシなるメニューを見つけて注文してみるが→中途半端な味で満足には至らず→どちらか一方にすればよかったと反省した。という話)

カフェやランチのメニュー、普段の買い物など、ごく日常かつありがちな場面でのちょっとした迷いは、多くの人が経験していること。

「迷ったらシンプルに考える」

暮らしの中の小さな迷いも、人生の中の大事な決断も、根本的なところはそう変わらないのかもしれないと、そんなふうに考えさせられます。

シンプルを侮らない、ないがしろにしないこと。

少し奇抜な考え方や目新しい視点には、ときにハッとさせられることもあります。

一方で、言われてみれば当然と思えるようなことや、本当にその通りかもとうなづきたくなるようなごく基本的な考え方は、意外と忘れがちです。

 

「シンプルに考える」というのもよく耳にするし、言われ尽くされている部分もあったりして、ついさらっと聞き流していたり、外へ外へと違う視点を求めたりすることもあるかもしれません。(個人的にはそうした時期も経て、今は物事を簡単にすることや気を楽にできる考え方のよさも知るようになりました)

迷ったら、何度でも本心を問い直す。

常に自身の決断に躊躇がなかったり、もともと迷いが少ないという人もいると思いますが、何年か前に私が様々な迷いから抜け出せないでいた頃は、さらにこんなことにも困っていました。

・思うことをいくら紙に書き出しても、本心が見えない。
(または、本当は自分なりに望むことがあっても、それは一般からズレていたり、家族や周囲の人が納得するものから離れているように感じたり。いわゆる自分軸がなくなった状態だったのだと)

どれだけ書き出しても、どれが本心なのかわからなくなったり、直感というものもまるで働かなくなり、かなり気持ちも苦しくお手上げ状態だったと記憶しています。

 

気持ちが焦ったり混乱していて、何をするにも迷いが増える一方だったり答えが見つかる気がしない。

そんなふうにしか思えない時期もありましたが、振り返れば、物理的な物の片づけを一定期間続けたことで、少しずつその状況を脱することができ、自身の判断を信じることにつなげていけたのだと感じています。

(小さく簡単なところから、たくさんの捨てる・残すの判断を繰り返したことが本当によい練習となり。仕事や生活、人生の様々な場面でのより大きな選択や判断も、しやすくしてくれたと)

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物の取捨選択同様に、気持ちに迷いがあるときも、けして腐ったりせずに、何度でも本心を問い直すことを続けてみると。きっとどこかで気持ちと決断が合致して、不快感や迷いが減ったり消えている状態にたどり着けるものなのかも。

***

大きな迷いが片づかないときは、小さなところからちょっとずつ練習を重ねていくのがよいかもしれませんね。(前述の本の例にあったように、満足のいくランチメニューを選択できるようにするなど)

 

個人的に、シンプルに考え、自分にとってよい選択・決断ができていると感じられる目安はこんなことです。

・気持ちに不快感や抵抗がない。
・その選択によってほっとした気分になれる。
・なんとなく心地がよい、うれしい。

(反対に、迷った末に複雑に無理やり理由をつけて何かを決めたときは、気持ちの重さや苦しさが長引きます)

 

それぞれが思う自分の感覚を、ないがしろにせず大事にする。
それを心掛けるだけでも、シンプルに考えることは、ずっと楽で心地よいものになっていきそうです。

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