人生を過ごしやすく、生きやすくするには。
「やりたいことが明確である」ということが、思った以上に大切なのかも。
やりたいことを明確にすると、人生は生きやすく、迷いも減らせる。
以前買ったこちらの本を読み返していて、あらためて思ったのは下記のことです。
■ やりたいこと、好きなことを明確にし、可能な限り、それに沿って生活できるようにしていくと、人生の充実度は高くなる。
やりたいことを把握できないと、悩んでいる時間が長くなる。
上記のことが大事だと思う理由としては。
□ 人生で、やりたいことの優先順位がある程度決まっていれば、余計なことで迷ったりする時間をかなり減らせるから。
□ 反対に、やりたいことや好きなことが、あまりはっきりしていないと、常に悩むことになるから。
(とはいえ。若い世代でも、中高年世代でも、やりたいことや好きなことをきちんと把握できていることもあれば、そうでない場合もあると思います)
なので、やりたいことを明確にしていくには、とにかくいろいろと試していく以外に、方法はないのかもしれません。
「仕事」でも「趣味」のことでも同様です。
ただ、個人的にも覚えがありますが、その見極めはときに難しく、実際に時間をかけてみないとわからないことも多いです。
だからこそ、少しでも興味や関心の持てることから、選択したり学んだりしながら。
自分なりの基準・軸を見つけ、やりたいことを明確にしようという、姿勢を持つことが大事なのかもと思います。
誰かの基準ではなく、自分のやりたいことを明確にすること。
やりたいことのない人生を無駄だと言うつもりはありません。
ただ私が言いたいのは、「自分がやりたいことが明確になれば、人生はものすごく楽になる」ということです。
それが明確になれば、世間の常識に自分を合わせる必要がなくなります。
やりたいことが見つかると、「自分の人生はこれでいいんだろうか、ほかにも可能性があるんじゃないか」などと、グダグダと悩み続けることもなくなります。
他人の目も気にならなくなり、自分の行く道に自信がもてるのです。
これから社会が大きく変わるなかで、やりたいことがない人の進む道は、どんどん厳しくなります。
「やりたいことがある・見つかる」というのは、とてもラッキーなことなんです。
もしそれが見つかったら、容易く手放すべきではありません。
著者のちきりんさんにとっての、やりたいこと、大好きなことは、
・旅行、美術館巡り
・料理、韓流ドラマ
・ブログや本を書くこと など。
こうした日々がなによりも楽しい、というように。時間やエネルギーを注ぐものが、とても明確です。
会社に所属していなくても不安感はないし、誰かほめてくれる人が周りにいないとやる気が出ないわけでもありません。
社会になんら貢献できていなくても、自分の存在意義を不安に思うことはないという精神力があるからこそこういう生活が楽しめるのです。
・ 自分の行動に迷いがない
・ きっぱりと決断できる
そのためのメンタルを保つ力も必要です。
やりたいことを見つけようとすることも、やりたいこと・好きなことを追求しようとすることも、人生の舵取りを自分でするからこその納得なのだと思います。
やりたいことが見つからないときは。たくさん試す、一定期間集中する。
没頭型の人がいる一方で、好きなことや、やりたいことが見つけられない、という場合もあると思います。
そんなときは、下記を意識してみることから。
■ 気になったことから、まずは試す
■ 一定期間は集中する
内容は、どんな些細なことでもよいと思います。
(本、映画、料理、語学、資格取得、スポーツ、観劇、旅行、カフェ巡り、片づけ、掃除、ボランティア、地域活動、、等々)
・・・
(個人的にも、なんだか何にもハマれないという時期はあり。
わりと飽き性だったり、やりたいことや熱中できることが、短期間で入れ替わったりすることも。
なので、一長一短なところは受け入れつつ。没頭時期には、できる限りそれらを優先するように心がけています)
■手順としては。
□ やりたくないこと、苦手なことは除く。
□ ある程度は興味の持てることの中から、手をつける。
(まずは、すぐにできそうなこと、ハードルの低いことから)
□ 一定期間は、集中して続けてみる。
(数日、数週間、数ヵ月など。期間を決めてひとつのことに取り組むと、自分の反応を確認できるので)
□ しばらく試して、ちょっと違う、もう十分と思えば、ほかに関心の持てることに移る。
□ 上記をくり返していくなかで、わりと楽しい、なんだか続いているかも、ということがあれば、そこを深掘りしていく。
こんなことをひたすらくり返していけば、自分に向いていること、好きなことが絞られていきます。
・ あまり好きではなかった
・ 合わなかった
・ わりと楽しい
・ 思っていたよりずっと楽しい
・ かなり好きかも(気づくと没頭している)
こんなふうに、自身の反応を確認しつつ進んでいくと、何かしら、好きなことや熱中できることに行きあたる確率も増えると思います。
それでも、何にも熱中できない・・という場合は。いろいろ試すこと自体をとにかく続けてみると、また別の面白い気づきが得られるかも。
・・・
ちなみに。個人的には、やりたくないことや苦手なことを克服するために、多くの時間や労力を費やしたこともありました。
けれど、後々そこは無駄だったかも・・と。それより、最初から関心のあること、苦もなくできることにエネルギーを注いだほうがよかったと思いました。(あくまでも私感)
(余談: ある作家の方いわく。3日間~1週間ぐらいずつ、違うことに集中してハマってみると、けっこう色々なことができるようになっていた、と。
以前これを聞いて、妙に納得した記憶があります。
できることが増えていくだけでも、選択肢や視野も広がりますね)

好きなこと、やりたいことがわかっていると、人生は心地よい。
趣味でも、働くことでも、お金を得ても、そうではなくても。
これをしている時間が何よりも楽しい、没頭できることが、ひとつかふたつある。それだけでも、人生の中で、平和な時間や幸せな時間は増えていくと思います。
周囲の価値観や、余計なものごとに惑わされず。
シンプルに自身の好きなことに向き合い、生きやすい暮らし方に近づいていきたいですね。