親の家の片づけ。「箱詰め作戦」は、なかなか有効かもしれない。

親の家の片づけを気がかりに思っていたり、実際に片づけを手伝おうとして困ったなという経験をしたことがある人も多いのでは。(親がある程度高齢になってくると、体力的なこともあるのか以前よりも片づけや掃除をしなくなったり、増え続ける物が放置されたままになったりということも)

 

誰もがそれぞれ異なる生活環境の中で暮らしているので(親が近距離にいる、年に数回か数年に1回くらいしか会えない遠距離にいる等々)、親の家の片づけについても一括りにできるものではありません。
そうした中で私が試してみて、これは今までの中で一番スムーズに片づけが進んだのでは、と思った親の家の片づけについて書いてみたいと思います。

箱詰め作戦が思いのほか成果を上げた。

様々な片づけの本を参考にしつつ、自分の片づけに一区切りついた頃から、以前より気になっていた親の家の片づけに再び目が向くようになり。作業できる時に何度か手伝ったこともありましたが、あまりよい結果は得られていないという状態でした。

半分諦めの気持ちもある中で試したこの二つのことで、わずかながらでも状況が進展し、よい兆しを感じました。

①箱詰め作戦。
②「片づけさせてもらってもいい?」と聞く。

①箱詰め作戦。

親の家の片づけに関する本 を読んで知ったことです。(作戦などと私がひそかに心の中で言っているだけで、要は物を箱に入れるという作業) 捨てる片づけではなく、とっておく(一時的にしまっておく)片づけとでも言いましょうか。利用頻度が低い物や全く使っていない物も、ひとまず「ダンボール箱」に入れて保管しておく、という方法。

 

(私自身が実行したのは、とにかく捨てる・物を減らす片づけでした。(自分の片づけも充分大変でしたが、個人的にはこれを実践できて本当によかったと思っています)  一方で、世代的なことや個人の性格などから、物を捨てることに多くの抵抗を感じる場合もあり、無理に処分しようとすると心身ともに負担になり病んでしまうことも)

 

親の気持ちを害することなく、いずれゆるやかに手放すことを考えてもらえたらと。そんな軽い気持ちで、使っていなそうな物(その時はキッチンのみの作業)を、ちょうどストックのあった大小様々な大きさのダンボール箱にどんどん詰め込んでいきました。(一応親に作業許可を得て)

壁一面の幅で天井まで届きそうな食器棚に、ぎちぎちに詰め込まれた食器たち。誰が見ても安全ではないので、これらを間引くようなかたちで箱に詰め。(フチが欠けたりヒビが入ったものも結構たくさん・・) あとは、シンクの上下の棚に入っていた物も、可能な範囲で箱詰めに。(イスに上らないと届かない高さに物を置くのも、今後を考えればさらに不便になることも考慮。使っていないことが明らかなほどホコリをかぶったタッパー類・調理道具など、さくさくと箱詰め)

結局10箱近くを、あまり使われていない部屋に置くことに。当然のその部屋は納戸の様相を呈してしまいますが、実験のつもりで箱詰め作戦を実行しました。

 

で、結論から言うと、昨年末にそのダンボール箱のほとんどを父が処分してくれたとのこと。私が作業したのは2回・秋頃、それから2ヵ月くらいで片づけてもらえたことに驚きましたが、箱詰め作戦の効果が見えたことにひそかに感激しました。

 

(食器棚に入れておいても危ないからひとまず箱へ保管する、使いたいときは箱から取り出せるから。そんなことを親へは伝えておきましたが、部屋にダンボール箱がずっと積まれているのは、さすがによい気分ではなかったのかもしれません。

私が箱詰めした食器類の一部は、その後また棚に戻されていたのを発見したので、すべて処分したわけではなさそうですが、概ね捨てたようです)

②「片づけさせてもらってもいい?」

これまで親には、こんな内容のことを言っていました。(なぜ片づけないのか、片づけた方が快適になる、物が多すぎて危ない、掃除がしにくくなると不衛生になる、等々)

片づけできないほど健康に問題があるということもなく、毎日15分でも30分でも作業すれば、時間はかかってもいずれはきれいになるのに、などと勝手なことを思っていましたが。何もしたくない人を動かすことは難しいのだと実感。

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そこで、箱詰め作戦の時に、「捨てないで箱に保管しておくだけだから、片づけさせてもらってもいいですか。」、というかんじで話をしました。実際キッチンには物が多すぎて安全面が問題だし、使い勝手もよくなさそうなので。

 

箱に詰めるだけなら使いたくなったときに取り出せる安心感もあり、作業するのは私で、親の手間もかからなかったため実行できたのかもしれません。(最終的に捨てに行く作業はきっと大変だったと思いますが。残しておくこともできたのにそうしなかったのは、箱の中を見てやはり本人たちも不要だと感じたのだろうなと)

お互いにとって平和的な片づけを模索する。

これまで数々の試行錯誤をし、今後も継続予定の親の家の片づけ。
双方の思いもあり、うまくいかないこともたくさんありましたが、この箱詰め作戦は、お互いにとって平和的な片づけになったのではと感じています。

 

すべての人が同じ片づけ方法で同じように片づくわけではないけれど。自分たちに合った片づけ方を、諦めずに気長に試していくことも大切なことかもしれませんね。(半信半疑で試してみた箱詰め作戦ですが、さじを投げず気楽に試してみてよかったなと思います)

 

あれだけ食器を間引いたのに、並べ直したらそれでも食器棚がいっぱいになったのは、私の中では実家の七不思議のひとつに思えます。(今までよく収まってたなと。危ないので本当はもっと減らしたかったけれど、食器が好きらしい母の気持ちもあるので、今のところはあれが限界だったかなと。きれいに整ったキッチンへの道のりは長そう)

 

人それぞれ生活の優先順位もあるので、できることは限られていても。可能な範囲で、安全で快適な家のための片づけができたらと。

次はいつ作業できるのか未定ですが、今度の箱詰め作戦はどの場所にしようかな、などと懲りずに明るく画策中です。

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