新しい財布に、心惹かれたとき。財布を買い替えたい理由、買い替えなくてよい理由を、天秤にかけてみました。
結論は、買い替えなくてOK、メリットもあり。
片づけを続けて、いい感じで物を減らしていても、新しい物や買い物への誘惑は、常にあります。
今回は財布。手のひらにおさまるくらいの小さい財布が、ずっと気になっていました。
ただ、一定の考える時間を持ち、買いたい理由や買わなくてもよい理由を比べてみると、思いのほか冷静に判断できると感じます。
ひとまず、財布を買い替えないと決めてみる。
この数年、片づけたり物を減らしていく過程で、「小さい、軽い、薄い」ものに、魅力を感じるようになってきました。
なので、何か必要な物を購入する際は、デザインや機能性とあわせ、上記3つ(サイズ、重さ、厚み)などもチェックポイントとなっています。
一時はぐっと惹かれた、コンパクトで軽くてスリムな財布ですが、今使っている長財布をこのまま使い続けようと決めたら、よい部分もより見えてきました。
今ある財布を使い続けるメリット。
今回の財布のことに関して、私が具体的に気づいた主なメリットは、この2つです。(細かい理由は後述)
・ 今使っている財布を、もっと大事に使っていこうと思えた。(愛着)
・ すでにキャッシュレス化の流れであることを再認識できた。(いずれ財布は使わなくなるかも)
こんなふうに、今の財布のよさを見直せたり、現金や財布自体の利用が減っていくという、かつては考えもしなかった面白い時代の移り変わりを、あらためて意識できました。
世界的な流れとしても、キャッシュレス化は進んでいて、日本でも国が推進し始めました。
(現金ではなく、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、スマホでの決済など)
今は過渡期なので、まだまだ思うようにキャッシュレスにできない場面は多いです。
個人的にもキャッシュレス比率を増やしつつも、場所・用途にもよるため、当然ながら現金も併用中。
とはいえ、キャッシュレス化が加速すれば、いずれは財布を持たなくなっていく流れも自然なこと。
(仕事も暮らしも首都圏で、職種や家族構成などによっては、ほぼキャッシュレス生活が実現できている人々も多そう)
そう考えると、今の財布が人生最後の財布になるかもと考えるのも、大げさではない気がしてきます。
ゆえに、壊れたりひどく汚れたりしない限りは、このまま大事に使っていきたい、という気持ちが強くなりました。
(住む地域、仕事、家族、生活パターンなどで、現金とキャッシュレスの使い分けも、財布の使い方も人それぞれ。自身に合った選択が大事)
・・・
(ちなみに。現状でのキャッシュレス比率が、20%ほどの日本。
国の発表では、2025年までに、キャッシュレスの普及率を40%にするのが目標だそう。
一方で、キャッシュレス率がすでに40~60%に達する、他のアジア諸国。
日本での浸透は、このままゆるやかペースなのか、意外と加速するのか。気になるところです。
ニュース参照元ささやかな個人的希望としては、
・ ○○payの乱立がおさまってくれること。
・ ある程度、サービスの数が集約されること。
・ 世代、地域とわず、誰にとっても安全で使いやすく普及してくれること。)
【比較】財布を買い替えたい理由、買い替えなくてもよい理由。
先の内容とかぶる部分もありますが、下記のように自分なりに客観視できたことで、気持ちもすっきり。
基本は、もう財布は買い替えないつもりで、今の長財布と過ごしていけたらと思っています。
●買い替えたい理由
・以前から、マネークリップや、小さい、軽い、スリムな財布が気になっていた。
・ずっと長財布だったので、気分を変えたい。
・今の財布も3年近くになるし、買い替えてもよいかも。
・小銭入れの部分が少し使いにくい。
・ネットなどでいろいろな商品を見比べていると、単純に楽しい。
●買い替えなくてよい理由
・今の長財布も気に入っている。
・手のひらサイズではないが、スリムで軽い。
・手入れしつつ利用してきたので、見た目もまだ充分きれい。
・全体的な使い勝手に、大きな不満もない。
・どこも壊れていない。
・支払いは、可能な範囲でキャッシュレスを心がけている。
・現金は、徐々に予備的な位置づけにしていきたい。
・あらゆる場所でキャッシュレスシステムが整備されれば、いずれは財布がなくてもそれほど困らなそう。
・より愛着がわき、壊れたり不要になるまで大事に使っていきたくなった。
ざっくりとこんなかんじです。
よくよく考えているうちに、今の財布に絶対的な不都合もないどころか、買った当初、この軽さとスリムなかんじが、とてもうれしかったのを思い出しました。
もし勢いで買い替えていたら、ちょっと後悔していたかもしれません。
● 少しだけ時間を置く
● 事実と感情を分けて、客観的に見る
こんな些細なことが、ムダ買いを防いだり、新たな気づきをくれたりもするので、侮れないです。

一旦は、買い替えないことを選択してみるのもあり。
ということで、今回は財布の買い替えにまつわる内容でした。
個人的には、「小ささ、軽さ、薄さ」に関して、つい反応してしまうクセがつき。
ただ、そのたびに何でも買い替えていたら、思考の成長もなく、単なる散財になりかねないので。
ワンクッション(時間、客観視)を忘れないようにという、よい自省になりました。
そして財布のことに限らず、今後も、あらゆる物、情報、制度などの【変化】は、加速していくと思うので。下記のような視点も持ちつつ。
・ いずれは、使わなくなるかもしれないもの
・ 新しい用途に姿を変えつつ、残っていくかもしれないもの
・ まったく考えもしなかったような、物やサービスの登場
何かを買い替えたいと思ったときに。再度、その持ち物と向き合ってみると、使い方、付き合い方も、また変化していくかもしれませんね。